やってみたら夢中になる! 子供たちも安全に楽しめる海のアクティビティ「ビーチコーミング」の魅力とは
サーフィンやSUP(スタンドアップパドルボード)、シュノーケリングなど、海のアクティビティといえば夏のイメージが強い人も多いのではないでしょうか。しかし、数ある海のアクティビティのなかでも、「ビーチコーミング」はオールシーズン楽しめる遊びです。ビーチコーミングは、簡単にいうと海岸を散策して漂着物を観察したり収集するアクティビティで、まだ海に入れない子どもと楽しむのにもぴったり。今回はビーチコーミングの魅力や注意点などについてご紹介します。 【写真】ビーチコーミングの楽しみ方をチェックする(全7枚)
貝殻や流木、レアなシーグラスなども狙ってみよう
ビーチコーミングの名前の由来は、ビーチ(海岸)とコーミング(コーム=櫛)。手で櫛をとくように漂着物を探すことから名付けられました。ビーチコーミングで見つけられやすいものの代表といえば、貝殻。欠けていないキレイな状態の貝殻を見つけられた時は嬉しいものです。時にはヒトデやウニの殻が見つかることも。 また、台風の後には流木や木の実が大量に流れ着くこともあります。長い間波に揉まれた流木は、それだけでアートらしい佇まい。インテリアや水槽のレイアウトなど、さまざまに利用できます。 自然物のほかには、「シーグラス」を狙ってみるのもおすすめ。シーグラスとは瓶などが海で割れて、角が削れたガラス片のこと。全体的に丸みがあって、すりガラスのような風合いなのが特徴です。元は瓶などのガラス製容器なので、緑や青、白、茶色などはよく見つかりますが、紫やピンク、黄色、グレーなどのシーグラスはとてもレア。レアな色のシーグラスはフリマサイトなどでいい値段がつくこともあるので、ぜひ探してみては?
ビーチコーミングに必要な持ち物は?
「ビーチコーミングには何が必要?」と気になる人もいるかと思いますが、ビーチコーミングをする際にとくに決まった持ち物はありません。ただし、ガラスや割れた貝殻など鋭利なものを踏んでしまう可能性もあるため、サンダルよりもスニーカーの方が安全です。波打ち際で靴が濡れるのが気になる場合は、長靴やマリンシューズがあると安心でしょう。 採取した漂着物を入れるバケツやビニール、海面に浮かぶ漂着物を取るための網などもあると便利。あとは、季節に合わせた服装で挑みましょう。
地域のルールは要チェック!
ビーチコーミングは手軽に楽しめる海のアクティビティですが、触ってはいけないものや採ってはいけないものもあります。注射器や点滴チューブなどの医療廃棄物や、エイのような毒のある生物の死骸にはくれぐれも触らないようにしましょう。 また、生きた貝や生き物は、自治体によっては条例で採取を制限されている可能性があるため避けた方が無難です。沖縄では生きたサンゴだけでなく、サンゴの死骸や骨格も採取禁止など、地域によってルールも異なります。自然や生態系を守るためにも、地域のルールを確認してからビーチコーミングを楽しんでくださいね。
野中陽平