わが家は世帯年収「580万円」。子どもが「友だちと同じ私立高校に行きたい」と夏休み返上で勉強していますが、学費が不安です。支援制度を利用すれば、通わせることはできるでしょうか?
注意しておくことは?
就学支援事業による学費支援を受けて進学するときに注意しておくべき点は、所得制限だけではなく「どの地域の学校に進学するか」も重要です。 東京都では、2024年度から高校授業料支援への所得制限をなくして無償化しましたが、対象となるのは東京都内に住む子どもです。隣県などから東京都の私立高校に通う場合には、子どもが住んでいる県の学費支援制度が適用されます。
まとめ
全日制高校での1年間の学習費用総額は、公立で約51万3000円・私立で約105万4000円と、大きな差があります。 経済的な事情によって進学をあきらめないように、「高等学校等就学支援事業」が行われており、独自の支援を行っている都道府県もあります。支援を受けるための所得制限などの基準は、それぞれの制度によって違いがあります。 子どもが安心して希望する学校に進学できるように、住んでいる地域の学費支援制度を調べて、学費負担が家計に響かないように準備しておくことが望ましいでしょう。 出典 文部科学省 令和3年度子供の学習費調査 調査結果の概要 文部科学省 令和2年4月から私立高校授業料実質無償化がスタート! 東京都 所得制限なく私立高校等の授業料を支援 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部