元アクトレスガールズの女子レスラーが一日限定復帰!賛否ある中「私はアクトレスガールズが大好きです!」
14日、アクトレスリング後楽園ホール公演『ALL LIGHTS ON ME』が開催。“はんなり京娘”谷ももが一日限定アクトレスガールズ復帰を果たした。 谷は舞台女優として活動しながら、2018年にアクトレスガールズでプロレスデビュー。現スターダムの向後桃とタッグチーム『Wもも』で闘うなどしていたが、2021年にアクトレスガールズがプロレス団体としての活動を終了することになりPURE-Jに移籍。 2023年にシングル王座初戴冠となるCOLOR'S王者となり、今年2月にデイリースポーツ認定女子タッグ王者組に。4月には関西のプロレスを盛り上げていくために設立されたKSR(カンサイサバイバルレボリューション)王座の1DAYトーナメントを制し初代王者となっていた。二十年来の幼馴染との結婚も発表し、活動拠点を関西中心へと移動した中ではあったが「坂口さんからこの団体が危機的状況にあるとお聞きして1日限定でアクトレスガールズとして復帰します!」と宣言。 同期であるアイドルの未依&声優でプロコンカフェ嬢の入江彩乃を相手に、元モーニング娘。10期メンバーであり女優の飯窪春菜さんの妹で、同じく女優やモデルとして活動している日菜といろのデビュー戦のパートナーを務める事となった。 試合が始まると日菜が捕まる場面が目立つが、谷が出てくると昔とは明らかに威力が違うエルボーで圧倒。日菜と得意技であるももざんまい(=ロープ際でのダブルニードロップからすしざんまいポーズ)も決めるも、未依&入江も息のあった連携で攻め立てる。しかし谷は全てを受け切ると、最後は未依にブロックバスターから蒼魔刀を突き刺し3カウントを奪った。
勝利した谷は「みなさんただいまー!自分がデビューしたホームで勝てて嬉しいです!私はアクトレスガールズが大好きです!」と想いを叫ぶ。 未依は「やっぱ2018年組最高だね。もも、またいつかどこかで会いましょう、何て言うかバーカ!べー!」と悪態を付きながらも、バックステージでは「同じ日にデビューして、毎日毎日パチパチパチパチ、もう一生ライバルだと思ってて。でもやっぱこういうピンチの時に手を差し伸べてくれたのがももでよかったと思うし、素敵な人間だなと思いました。戦えたことがすごく嬉しくて、でもやっぱ負けたことがやっぱすごく悔しくて。やっぱももはちゃんとプロレスラーの道を選んで、プロレスラーとしてすごく成長してるんだなと、身をもって体感する機会があってよかったなって思うんですけど、その嬉しさを、ちょっと恥ずかしくてリングではちょっとできなかった~(苦笑)最後まで、悪態ついちゃったな。まあ、それでこそ未依とももだと思うので」と照れながら谷への熱い思いを語る。 彩乃も「アクトレスガールズに上がるっていうのは本当にいろんな意味でいろんな意見があると思っていて、それが出るっていうのを多分絶対にわかっている中でも、アクトレスガールズがピンチならって来てくださったももさんの存在っていうのは、頑張らなきゃいけないって思ってる私たちの心を支えてくれた。出てくださったんだから、この団体を潰すわけにはいかないって思うし、この団体を大きくしていきたいなっていう思いが出て、本当に嬉しい限りでした」と感謝の気持ちを語った。 あくまで一夜限定復帰となった谷ももだが、これを機会に今後アクトレスガールズの卒業生たちが限定復帰をする可能性も考えられる。 現在の女子プロレス界には何十人と元アクトレスガールズがおり、今後どのような交わりが起きていくのか期待が膨らむ。