「原爆の日まとめ」核戦争の悲劇を二度と繰り返さないために8月6日広島で平和記念式典が行われ、岸田文雄首相ほかが出席
1945年、8月6日、8時15分、アメリカ空軍B-29爆撃機から広島に原子爆弾が投下されました。 今日、2023年8月6日に78回目となる「原爆の日」です。 広島市の平和記念公園で、「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」(平和記念式典)が行われました。 平和宣言を行った松井一実広島市長は先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)で各国首脳が平和記念公園を訪れたことに言及しました。核軍縮文書が肯定した核抑止論について「破綻していることを直視し、為政者に脱却を促すことが重要だ」と語りました。 1945年8月6日8時15分。広島は閃光に包まれた瞬間、焦土と化しました。また、9日の11時2分には長崎にも2つ目の原子爆弾が投下され、大きなキノコ雲をあげ二つの都市を焼き尽くしました。広島と長崎は兵器を作る軍都であり、大きな空襲を受けたことがなかったため、原子爆弾の投下目標になったと言われています。広島では、35万人の人口のうち推定14万人が亡くなり、長崎では24万人の人口のうち7万人が亡くなったと言われています。(1945年12月末までの推計) 岸田文雄首相が式典で「唯一の戦争被爆国として核兵器のない世界の実現に向けた努力をたゆまず続ける」と挨拶したほか、国連のグテーレス事務総長も「二度と広島と長崎を起こしてはならない」とメッセージを寄せました。 毎年、8月6日は広島で、9日は長崎で、核戦争の悲劇を2度と繰り返さないために平和記念式典が行われています。
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