竹田麗央、賞金女王の飛躍を支えた熊本への感謝 趣味の野球観戦で受けた刺激も明かす
日本女子ゴルフツアーで初の年間女王に輝いた竹田麗央(21)=熊本県合志市出身=が本紙のインタビューに応じ、8勝を挙げて大きく飛躍した今季の戦いを振り返った。 ■叔母も元賞金女王…竹田麗央ってこんな選手 九州で腕を磨いたアマ時代を振り返りながら、趣味である野球観戦から得た競技へのヒント、今後の自分が目指す理想の姿などを明かした。(聞き手、構成=松田達也) ◇ ◇ ―今季を振り返って。 「こんなに優勝できると思っていなかった。びっくりしている。すごく楽しいシーズンだった」 ―21歳で賞金女王。 「考えてもいなかった。昨年は同学年の選手が優勝して、自分も続きたかったけど、できなかった。今年こそは、と思っていた」 ―飛躍の要因は。 「今までの練習はショットの時間が多かったが、ショートゲームの練習量を増やした。1年目から飛距離には自信があったけど、精度と気持ちの部分で自信がなかった。体力面も、4日間の試合で集中力を切らさずにできるようになった」 ―熊本国府高時代からプロを目指してきた。 「まずはプロテストに合格して、ツアーのシード選手になり、初優勝して、複数回の優勝ができるように、と考えていた。いつかは年間女王に、というイメージはあったけど、今の姿を明確には想像していなかった」 ―九州という環境で育った影響は。 「全国大会に出場しても、九州の代表が上位に行くことが多かった。それが刺激になって、自分も早く追い付きたいと思っていた。熊本は、ジュニアがゴルフに取り組む環境がいい。そこは感謝している。(上田)桃子さんとか、先輩のプレーを見てかっこいいと思ってきた」 ▼▼巨人ファン〝推し〟はオリックスの快速投手▼▼
西日本新聞社