定期預金より断然オトク?人気化必至の「東京メトロ」株
東京地下鉄 (東京メトロ、証券コード9023)がついに10月23日、東京証券取引所のプライム市場に上場する。ひとことで言えば、かなり人気化するのではないか。 有価証券届出書によると、今25年3月期の予想営業収益は4075億円(前期比4・7%増)、営業利益は880億円(同15・2%増)。現在の株主構成は政府が53・4%、東京都が46・6%。上場時に5割の株式を売り出す。仮条件は10月7日、公開価格は15日に決定するが、想定発行価格は1100円。これを基にすると時価総額は6400億円規模。 人気化しそうなのは、3・6%程度と見込まれる配当利回りと、20%超の売上高営業利益率が示す高い収益性、そして安定した業績だ。ソフトバンク(9434)よりも利回りは低いかもしれないが、利上げがあっても銀行の10年物の定期預金の金利は0・4%程度。コロナ禍のようなことが起きたとしても、株価復元力は強そうだ。 200株以上所有の株主に優待乗車証なども発行。新NISA(少額投資非課税制度)で安定的に運用したい個人株主などの格好の受け皿になりそうだ。 ※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
四季報オンライン