<BUZZNEWS閉鎖> 悪質“パクリメディア”の増長に歯止めを ノオト代表・宮脇淳
著作権違反のリスクが抑止力になる?
最後に、日々コンテンツを作る一編集者としての意見ですが、何でもかんでも厳密に著作権を主張することでネットがつまらなくなってしまうのは本望ではありません。公開範囲を限定したSNSで、ちょっとしたオモシロ画像を貼り付けて友だち同士で楽しんだりする程度なら、目くじらを立てることもないでしょう。また、勝手にコンテンツを転載されたからといっても、きちんと出典を明記し、それをお金儲けのダシにしていなければ、紹介してもらったことを喜ぶクリエイターは少なくありません。 しかし、バイラルメディアの多くは、あくまで飯の種としてクリエイターのコンテンツを盗用しています。これはこのまま野放しにして良い問題ではありません。著作権違反による厳しい刑事罰の可能性、民事における賠償金のリスクが世の中に広く知られることが、パクリメディアの増長に歯止めをかける抑止力になることを願っています。 (宮脇淳/ノオト)