「世界は変えられなくても自分は変えられる」Netflix『ボーイフレンド』出演メンバーが語る偏見との向き合い方
ーー配信が始まってからの反響は想像以上でしたか?
アラン:みんなこうなるだろうなとか、想像が固まってた? リョウタ:固まってなかった。 アラン:俺も全然なかった。なるようになればいいと思ってた。最高な経験をしたから、何を言われても結局僕たちが生きたことは変わらないし、この思い出を抱えて生きていけるっていうこの幸せは変わらない、みたいな気持ち。期待もその分いい意味でなかったかも。 テホン:いい考え方だね。
自分が目にしたものだけで人をジャッジするのは失礼
ーー配信後にYouTubeで公開された未公開映像「傷つけられた一言」が話題になりましたが、例えば男性から「俺のこと狙わないでね」と言われるような、投げかけられて嫌だった言葉はありますか? アラン:そうやって 「うわ! 狙われるかも」 って言われた時には「いや僕も選ぶ権限あるから」って言っちゃう。 「ちなみにNO!」 って。 カズト:YESの時は? アラン:そういうことを言ってくる人にYESはいないかな、今まで。結構サッと切っちゃうかもそういう人は。 カズト:僕は職場(飲食店)でご年配の方に(ジェスチャー付きで)「こっち系でしょ?」みたいなことを聞かれることが多くて、結構嫌だったかも。 アラン:俺もバーで働いていて、「お兄さんゲイっぽいね」とか言われるけど、「まんまですよ。人間です」って言っちゃう。
講談社 ViVi