「世界は変えられなくても自分は変えられる」Netflix『ボーイフレンド』出演メンバーが語る偏見との向き合い方
国内初の男性同士の恋愛リアリティショーとして、日本のみならず世界中で熱狂を生んだNETFLIX「ボーイフレンド」。最終話の配信後に未公開映像としてYouTubeで公開された「傷つけられた一言」は、セクシュアリティを理由に周囲の人から向けられた差別的な発言についての彼らの胸の内が語られ、SNSでも大反響! 今回は、未公開映像「傷つけられた一言」の番外編として、出演メンバーの中から、テホンさん、リョウタさん、カズトさん、アランさんに偏見との向き合い方をテーマに語ってもらいました。 【動画】『ボーイフレンド』メンバーが語る、偏見との向き合い方
配信前はどう受け取られるのか不安な気持ちが大きかった
ーー「ボーイフレンド」は日本のみならず世界中で注目を集めましたが、に出演が決定した時に不安な気持ちはありましたか? アラン:日本で初めての男性だけの恋愛リアリティ番組っていうのは自覚の上だったけど、どういう反応なんだろう、どういう受け取り方をされるんだろうっていう気持ちはあった。 テホン:確かにね。配信先もNETFLIXで世界配信だからより緊張したしね。 アラン:でもその緊張より、僕は楽しみだった。こんな機会ないから、楽しむしかないっていうワクワクの方が大きかったかな。しかも今までNOって言われてきたことだからこそ、それをもっとハッピーな感じで表現できるチャンスだなっていうのも感じてた。みんな普通だし、いち人間だから。そういうところをナチュラルに表現できる機会だから、とことん楽しんでそれが届いたら嬉しいなと思ってた。 リョウタ:僕も出演するにあたって不安はあった。今でこそ好意的な声が圧倒的に多くて、すごくありがたく思ってるんだけど、配信前はどういう声が来るんだろうっていう不安があったのが正直な気持ちかな。 カズト:俺はワクワクと不安が 半々ぐらいだったかな。めちゃくちゃ楽しみだったけど公に出るってことと、知らない人と共同生活をすることが楽しみでもありちょっと不安だった。どんな人が来るかわかんないっていうことへの不安の方が大きかったかも。 アラン:僕もそうだな。 カズト:でも実際に会ってみたらみんないい人だったから、こんなに癖のない人ばっかり集まるんだと思った。番組的に面白くなるように、もっと強い感じの人が来るのかなとか思ったけど。 アラン:今までのリアリティ番組のイメージってそういうのだよね 。 リョウタ:強烈キャラみたいなね。 アラン:僕も、刺激が起こってバチバチするのを求められているのかなと思ってたから、その気持ちはめちゃくちゃわかる。会ったらすぐにその不安は消えたけどね。 カズト:みんなが優しすぎるから、最初の頃とかただ仲良くしていて、これでいいのかな?って思うくらいだった。 テホン:不安はもちろんありました。自分は特に親に(自分のセクシュアリティを)言わずに参加したので。撮影前に言おうとしたけど間に合わなかったから、その理由もあって不安だった。 あとは、自分が共同生活の中でどういう人になるのか、悪意のある編集をされたらどうしようみたいな気持ちがあった。 カズト:確かにどう出るかわかんないですもんね。 テホン:そう。自分は心配性だし、ワクワクはあんまりなかった。それでも出ようと思ったのはチャレンジしてみたかったから。 カズト:思い切ったんですね 。 テホン:みんなそうだと思うけどね 。 アラン:たしかにワクワクとドキドキとって感じだったかも。マジで出てよかったって今は思う。