【箱根駅伝】鈴木芽吹主将「今年が最後、やりきりたい」 田澤廉の卒業後…駒澤大を引っ張る3人のエース
2024年1月2、3日に行われる箱根駅伝。駒澤大学は、大エース・田澤廉選手の卒業後、新たな主将が決意新たにチームを牽引し、100回大会に臨みます。 【画像】【箱根駅伝】最強・駒澤対策は“背中を見せる” 藤田敦史監督「出雲・全日本と相手の背中を見ていない」
後輩の力を引き出す主将は「自分のこと半分、周りのこと半分」
駒沢大学が初めて箱根駅伝に出場したのは、1967年の第43回大会。以来、総合優勝8回、57年連続出場を誇ります。 99回大会で優勝を果たした駒沢大学の目標は“連覇”。今シーズンは藤田敦史さんが監督に就任。長らく監督としてチームを率いてきた大八木弘明さんは、総監督となりました。 キャプテンに就任したのは鈴木芽吹選手(4年)。「去年までは自分のことでいっぱいでしたし、自分さえ走れていればよかったという考えもあったけど、今年は自分だけが走れても意味がない。みんなについてきてもらいたいし、走れていない選手も何か自分がチームに貢献するという思いでやってほしい。自分のこと半分、周りのこと半分」と、その覚悟を口にします。
練習では、実力通り一人飛び出すのではなく、後輩たちの力を最大限引き出せるよう、アシスト役に徹します。後輩も「芽吹さんいないと僕ダメでした」とその姿に支えを受けている様子でした。
田澤廉の卒業…チームを引っ張る3人のエース
大エース・田澤廉が3月に卒業し迎えた今シーズン。チームを引っ張るエースについて、3人の中心選手にそれぞれ聞きました。 鈴木芽吹主将(4年)「僕と篠原と(佐藤)圭汰、この3人だと思っています」 佐藤圭汰選手(2年)「自分は(鈴木)芽吹さんだと思っています」 篠原倖太朗選手(3年) 「自分がエースです」 自身がエースと答えた篠原選手は、今シーズンハーフマラソンで日本選手学生最高記録(1時間11秒)を樹立し、1万メートルでも27分38秒66の好タイムをマーク。鈴木主将が期待を寄せる佐藤選手も、5000メートルと1万メートルでそれぞれU20日本記録(13分22秒91と27分28秒50)を保持しており、抜群のスピードを誇ります。 篠原選手は鈴木主将が誰の名前を挙げたのか気になるようで、「芽吹さんにも駒澤のエースが誰か聞きましたか?」と興味津々。鈴木主将が「色々な取材で言ったよ。(佐藤)圭汰と篠原って」と答えると、篠原選手は「器のデカさを感じたんですけど」の笑みを浮かべます。