10月15日は年金支給日「手取りはいくら?」厚生年金「月額15万円」にかかる税金&社会保険料をシミュレーション
厚生年金「月額15万円」にかかる税金と社会保険料をシミュレーション
では、月額15万円の年金からいくらの税金と社会保険料が差し引かれるのでしょうか。 以下の条件でシミュレーションしてみましょう。 ・東京都練馬区在住の独身70歳 ・65歳から年金受給を開始していて、収入は年金のみ。 ・基礎控除と社会保険料控除のみを適用(生命保険料控除や地震保険控除などはなし) シミュレーションの結果は以下のとおりです。 ●年金月15万円(年180万円)にかかる税金と社会保険料 【額面】年180万円 【所得税】年4000円 (180万円ー110万円(公的年金所得控除)ー48万円(基礎控除)ー約15万円(社会保険料控除))×5.105%(所得税率) 【住民税】年1万5000円 (180万円ー110万円(公的年金所得控除)ー43万円(基礎控除)ー約15万円(社会保険料控除))×10%(住民税率)ー2500円(調整控除額)+5000円(均等割額) 【国民健康保険料】年6万4000円 【介護保険料】年8万6000円 【手取り】年163万2000円(月13万6000円) 180万円ー4000円(所得税)ー1万5000円(住民税)ー6万4000円(国民健康保険料)ー8万6000円(介護保険料) *各数値計算時の端数処理の関係で計算結果が一部一致していません 税金が月に約1600円、社会保険料が月に約1万2500円かかります。合計でおよそ月1万4100円です。 額面で月15万円の年金をもらう人の手取りは月に約13万6000円です。
月13万6000円の年金だけで生活できるのか
では、月13万6000円の年金だけで老後生活を送ることはできるのでしょうか。 総務省統計局「家計調査報告書(家計収支編)」によると、65歳以上の単身無職世帯の生活費は月14万5430円です。 月13万6000円の手取りでは、毎月9430円不足します。 もちろん世帯によって生活費は大きく異なりますが、一つの目安にしてみてください。