北海道 日本海側で降雪続く 積雪100cm越えの所も
北海道では、冬型の気圧配置で上空には強い寒気が流れ込む状況が続いています。局地的にはすでに大雪となっています。今日これからも日本海側の地域では雪の降りやすい状態が続き、来週も雪の強まる地域があるでしょう。
これまでの積雪 すでに100cmを超えている所もある
18日10時現在、道内で積雪が最も多くなっているのは幌加内町朱鞠内と倶知安で、133cmとなっております。12月中旬の積雪の平年値と比べると、朱鞠内ではほぼ平年並みとなりますが、倶知安では平年よりも約1.5倍程度積雪量が多くなっています。 なお、札幌の積雪量は12月18日10時時点で18cmとなっておりこの時期の平年値30cmを下回っていますが、道路は車道も含め積雪状態となっておりますので、車を運転の際などは注意が必要です。
週間予報 日本海側は雪が降りやすい
20日(金)にかけては道北を中心に雪が降りやすいでしょう。21日(土)頃は低気圧や気圧の谷の影響を受け、太平洋側を中心に雪が降りやすくなるでしょう。これまで雪がほとんど降っていないような地域でも雪となる恐れがあるため、路面状況の変化に注意して下さい。 また、24日(火)頃は札幌や網走で雪となり、上空の寒気が強まる影響で、一時的に降り方の強まる恐れがあります。急な雪の降り方の強まりや吹雪、落雷などに注意が必要となりそうです。
雪道運転 用意しておくと安心グッズ
万が一立ち往生が発生した際など備え、以下のようなグッズがあると安心です。 ・毛布ひざかけ ・水や乾パンなどの飲食物 ・モバイルバッテリー ・簡易トイレ ・厚手の上着 ・懐中電灯 ・車のバッテリーが上がった際のためのブースターケーブル ・軍手・手袋 ・長靴 ・車が埋まってしまった際などのために除雪をするスコップ 特に遠出をされる際は、考えられるリスクを想定し、以上のようなものが用意してあるとよいでしょう。
日本気象協会 北海道支社 南保 勇人