山本由伸の歴史的快投、園田通訳は「まだ泣いてません」… 試合後は満面の笑み、勝負パンツでゲン担ぎ
【番記者が見た】◇26日(日本時間27日) ワールドシリーズ第2戦 ドジャース4―2ヤンキース(ロサンゼルス) ◆似てる?大谷翔平がアップした山本由伸にそっくりな…【画像】 ドジャースの山本由伸投手がヤンキース打線相手に最高の舞台で快投した。7回途中1失点。ベンチに戻る時には5万人超のファンが総立ちで万雷の拍手を浴びて、今季初めて「ヨシコール」も出た。日本選手では2007年の松坂大輔投手以来のワールドシリーズ勝利投手に。山本をサポートする園田芳大通訳も歴史的好投に、試合後は満面の笑みだった。 前日から「由伸君は大丈夫です」と信じていた。今年1年、苦楽をともにした右腕の抜群の集中力は分かっている。この日も、米国の国立公園のプリントが入った勝負パンツを着用し、ゲンも担いだ。 山本からワールドシリーズ開幕前の会見でこう言われた。「園田さんは特に違う業界から入ってきたので苦労とか、たくさんあったと思う。でも、あまりそういう姿を見せることなく…。ワールドシリーズまできて、最後泣かせたいなと(笑)」。心の底から嬉しかった。試合後、園田さんに泣きました?と聞くと、満面の笑みでこう言った。「まだ泣いてません、まだ終わっていませんから」。世界一が決まった時に、涙腺は緩むのだろう。(阿部太郎、写真はAP)
中日スポーツ