横浜流星主演リメーク版と見比べてみては⁈ 韓国オリジナル版「わかっていても」
横浜流星が主演を務めるドラマ「わかっていても the shapes of love」が、12月9日よりABEMAとNetflixで配信される。本作は、抜け出せない恋愛の沼を描いた韓国ドラマ「わかっていても」(全10話、2021年)のリメーク作であることでも話題だ。ここでは、韓国オリジナル版の魅力を紹介していく。 【写真】傷つくと傷つくとわかっていても手を伸ばしてしまう愛 「わかっていても the shapes of love」の横浜流星
人気俳優、ソン・ガンとハン・ソヒ共演のラブロマンス
韓国のウェブ漫画が原作の「わかっていても」は、「マイ・デーモン」のソン・ガンと、「京城クリーチャー」のハン・ソヒが共演したラブロマンス。失恋によって愛を信じられない美大生のユ・ナビ(ハン・ソヒ)は、同じ学校に通うパク・ジェオン(ソン・ガン)と出会う。才能があり、甘いマスクで背中にチョウ(韓国語でナビ)のタトゥーがあるジェオンに強烈に引かれてしまうナビ。しかし、とにかくモテる彼は、誰か一人と深い関係になることがなかった。 ナビは、ジェオンのミステリアスな雰囲気と甘い言動に翻弄(ほんろう)されまくり。自分に見せるやさしさは特別なものなのか、それとも誰にでも同じような態度なのかと見極めることができず。彼に対抗するかのように、ナビも思わせぶりな態度を取り、ジェオンも彼女のことが気になっていく。結局、お互いの魅力にあらがえず、夜な夜な会う関係になってしまう。割り切ったつもりでいたナビだが、あいまいな関係に耐え切れなくなっていき、周囲を巻き込んで2人の関係はこじれていく。 周囲に止められても、自分でもやめたほうが良いと〝わかっていても〟ひかれ合ってしまう2人に説得力を持たせたのは、ソン・ガンとハン・ソヒのビジュアルの強さがあったからこそ。ジェオンは、恋愛は面倒だと考える〝クズ男〟だけれど、そのクズさを凌駕(りょうが)する魅力を持つ男をソン・ガンは体現した。時折見せる孤独と繊細な部分は、庇護(ひご)欲をかき立て、ナビと多くの視聴者を沼に引きずり込んだ。 また、料理人、ヤン・ドヒョクの登場で、ジェオンとナビの関係は大きな転機を迎える。ドヒョクの初恋の相手はナビ。10年ぶりに再会したドヒョクはいちずで献身的な人物で、はっきりとした態度を取らずナビに答えを選ばせるジェオンとは正反対。ドヒョクの包み込むような愛にナビの気持ちが揺らぐかと思いきや、ジェオンがどうしても頭から離れない。ドヒョクを選べば……しかし〝わかっていても〟の連鎖が止まらない。