競技アマはスタート前に何をする? 次のラウンドでマネしたい、”うまい人のスタート前の1時間”【前編】
「週刊ゴルフダイジェスト」11月5日号では、「上手い人のスタート前のルーティン」を紹介している。前日の練習はオッケー、スウィングも問題なし! では、待ちに待ったラウンド当日の朝をどう過ごす? ゆったりしすぎるのも練習しすぎも、何か違う……。スタート直前に何をすべきか悩めるゴルファーに代わり、競技アマたちが朝の1時間でやっていることを調査。聞き込みを続けていくと、共通点が見えてきたぞ。前編では練習グリーンのルーティンをチェック!
うまい人の“朝の時間割”はいつも同じ
うまい人はスタート前の時間をどのように過ごすのだろう。そんな疑問とともに試合会場で“朝の時間割”を調査していくと、多くの選手が同じルーティンで行動していることがわかった。渋滞やコースの場所によって到着時間はまちまちだが、選手たちは決まってスタート1時間前から行動を始め、さらに順番や内容にも共通点が多い。 聞き込みの結果一番多かったのは……
練習場へ行くのはスタートの40分前(うまい人の時間割参考例)
7:00 練習グリーンでロングパット 7:20 練習場で球打ち 7:40 練習グリーンでショートパット 7:50 体がほぐれた状態で1番ティーへ 8:00 スタート
「1時間前に練習グリーンで主に長い距離の転がりを見て、20分くらいしたら練習場へ行きます。試合だと練習できるのは24球に限られることが多いので、球打ちは20分ほど。そこからスタート10分前まで再び練習グリーンというのが流れですね」 とは関東ミッドアマ優勝経験を持ち、日本ミッドアマでは最高2位タイの戦績を持つ高野隆さん。「有休をすべて試合に充てている」という筋金入りの競技ゴルファーは、スタート前のルーティンを変えないという。
高野さん試合時の時間割
1時間前 到着後まずはロングパット20分 40分前 練習場で24球を20分ほどで打つ 20分前 練習グリーンで長短のパットを10分 10分前 スタートホールへ。攻めのルートをイメージ 「私は少し変わっていて……」と言う高野さんは、試合のときは必ず到着前に道中の練習場で1時間ほどウォーミングアップとして球を打つ。「スタート前の1時間に関しては、いつも同じ動きです」