【関東オークス】エフフォーリア半妹イゾラフェリーチェが自慢の先行力で初タイトルへ
[JpnⅡ関東オークス=2024年6月12日(水曜)3歳牝、川崎競馬場・ダート2100メートル] ◆イゾラフェリーチェ(美浦=鹿戸雄一厩舎) 父サトノクラウン 母ケイティーズハート 母の父ハーツクライ 昨年10月の新馬戦(東京芝2000メートル)は、終始3番手からロスのない立ち回り。ラストは瞬発力の差も出て伸び切れないまま5着に敗れた。ひと息入れ復帰戦となった未勝利戦(中山ダート1800メートル)では、スタート直後に外へ逃げる幼さを見せるも難なくモマれない位置取りをキープ。直線を迎えたところでも外へ逃げる幼さを見せたが、3馬身半差の完勝とダート替わりで一変してみせた。 3戦目の1勝クラス・デイジー賞(中山1800メートル)では再び芝に戻し好スタートからハナを切る競馬。5ハロン62秒3のスローペースに持ち込み直線に向く時の手応えは余力たっぷり。追われると瞬時に反応し鮮やかな逃げ切り勝ちを決め、〝二刀流〟をアピールした。 今回は全2勝を挙げている中山コース同様、持ち前の先行力が生きやすい川崎コース。6つのコーナーでうまく息を入れ立ち回りのうまさを生かしたいところ。半兄が皐月賞、天皇賞・秋、有馬記念とGⅠ3勝の名馬エフフォーリアという超良血馬。モマれる競馬は未知数でもポテンシャルはかなりのもの。3歳ダート女王の座をつかみ取れるか、注目が集まる。
東スポ競馬編集部