J3・FC大阪は昇格プレーオフ決勝に進めず…舘野俊祐は古巣と対戦も
◆J2昇格プレーオフ▽準決勝 富山1-1FC大阪(1日、富山県総合運動公園陸上競技場) J2昇格プレーオフの準決勝が行われ、J3・FC大阪(リーグ6位)は、1-1でカターレ富山(同3位)に引き分けた。今季のリーグ戦で上位の富山が決勝進出を決め、大阪は初戦で姿を消した。シュート数は大阪の11本に対し、富山は5本と圧倒。リスクを背負って前掛かりに攻撃したが、終盤は5バックになった富山の守備を崩すことが出来なかった。キャプテンマークを付けて戦ったDF舘野俊祐(31)は「勝つために、多少リスクをかけながら90分間を戦ったが、あと一歩届かなかった。今シーズンを通して、決めきる力が足りなかったのかな」と悔しさをにじませた。 古巣の富山を相手に大奮闘した。富山県出身で、12年途中から13年まではJ2富山でプレー。当時、ユース年代のコーチだった富山の小田切道治監督からも指導を受けたという。「中学3年の時には、富山がJFLからJ2に昇格する瞬間をスタンドで応援していた。小田切監督がピッチに立っていた姿も見てきたので、いろいろと思いがあります」と舘野。複雑な思いも胸に秘めながら、大事な一戦を戦い抜いた。 試合後はカターレのゴール裏サポーターにも挨拶した。「自分たちの力を出し切ろうと、アグレッシブに戦えた。プレーオフの経験を来年以降にも生かしたい」と舘野。悔しさをバネに来シーズンへの巻き返しを誓う。(中田 康博)
報知新聞社