鍛えるシェフの筋肉レシピ:サー問題です。イクラとサーモンの親子丼(専門家が監修)
自身もトレーニングを行う“鍛えるシェフ”直伝の料理を紹介する「美味い筋肉レシピ」シリーズ。今回は〈すし さとる〉店主の荒木悟さんに教えてもらった「サー問題です。イクラとサーモンの親子丼」。[nutrition supervision: Reiko Kawamura]
教えてくれた人
〈すし さとる〉店主。高校時代にボクシングで国体2位。卒業後、京料理店で修業しながらプロボクサーに。2017年引退。江戸前鮨の人気店〈麻布十番 秦野よしき〉で研鑽を積み、22年現店開店。 * 元プロボクサーの〈すし さとる〉店主・荒木悟さん。簡単&タンパクリッチな一品が堪能できる、鮨屋のまかない丼を紹介。 「サー問題(サーモン大)です!今日のまかないは?」と店で好評、ダジャレのジャブとともに完成したイクラとサーモンの親子丼は「サーモンは普通の醬油でなくニンニク醬油で漬けるのがポイント。脂が乗った魚によく合います」。
サー問題です。イクラとサーモンの親子丼
◎材料(1人分) ・サーモン刺し身用…7枚程度 ・イクラ…大さじ2程度 [A]※ニンニク醤油のみ、作りやすい分量。 ・醬油…60g(大さじ3+小さじ1) ・みりん…40g(大さじ2+小さじ1弱) ・酒…20g(大さじ1+小さじ1) ・ニンニク(薄切り)…1かけ ・ご飯…150g ・小ネギ(小口切り)…少々 ・練りワサビ…少々 ◎作り方 1. ニンニク醬油を作る。まずは鍋に[A]のみりん、酒を入れて強火にかけてアルコール分を飛ばし、醬油を加えて軽く煮立たせてから火を止めて煮切り醬油を作る。さらにニンニクを加えてそのまま冷ます。 2. 1にサーモンをサッと漬ける(残りのタレは別料理に再利用を)。 3. 器にご飯を盛り、2、イクラを乗せる。小ネギを散らし、ワサビを添える。
ポイント
◎栄養ポイントはココ! イクラ&サーモンがたっぷり摂れるこの丼は、抗酸化成分のアスタキサンチン祭り!と言ってもよい一品。さらに両者とも筋肉の維持、骨の合成に必要なビタミンDの宝庫。1食で1日の摂取量目安をカバーできます。 by 管理栄養士・河村玲子さん
text: Noriko Ozawa(初出『Tarzan』No.870・2023年12月14日発売)