アルナシーム11秒7 藤岡佑騎手「最後まで集中」重賞2勝目へ態勢整う/中山金杯
<日刊スポーツ賞中山金杯:追い切り> アルナシームが、“金杯で乾杯”だ。 2日は、藤岡佑騎手を背にCウッド6ハロン84秒5-11秒7。体を大きく使った力強い脚さばきで駆け抜けた。しまいの反応も良く、気配は良好だ。同騎手は「前回の追い切り時は、最後まで集中力が持たないイメージがありましたが、今回は1週前、当週としっかりゴールまで集中して走れてます。その辺は良くなっていると感じます」と好感触をつかむ。 昨年は距離1600メートルの京都金杯(11着)に参戦したが、今年は中山金杯に挑戦。距離延長の2000メートル戦に活路を見いだす。鞍上が「この先、重賞で戦うには中距離戦で先行する競馬が一番合っていると思います」と話すと、橋口師も「マイルは少し忙しいし、2000メートルはいいと思う。小回りが得意なので、中山コースはむしろ合う。マイルCS時よりも馬は良くなっていますね」。昨夏の中京記念に続く重賞2勝目へ。態勢は整っている。【藤本真育】