武尊、もしロッタンが”計量オーバー”も「減点、グローブハンデも無しで」
3月23日(日)さいたまスーパーアリーナで開催されるONE日本大会のメインでは、武尊(日本)vsロッタン・ジットムアンノン(タイ)が[フライ級(61.2kg)キックボクシング(5分5R)]で行われる。ロッタンは前戦11月のムエタイ防衛戦で体重超過し、王座剥奪。ONEでは計3回計量オーバーを起こしている。 今回も、体重を作れるかの懸念があるが、武尊は発表会見後の囲みで「たとえオーバーしてもやる、減点もない」と意に介さないとの覚悟を語った。 【フォト】ロッタン、1.4kgオーバーの”ぽっちゃり”ボディ!=今年6月 武尊は会見で「この試合で、格闘技人生全てを出し切るつもりで挑む。どちらかが壊れるつもりの殴り合いをやる」とこの試合に懸ける強い気持ちを表明。更に「現役の最終章、集大成、最後のつもりで出し切る」と全集中だ。 ロッタンも「準備が出来ている」と自信満々だが、当初は今年1月にブッキングされるも、ロッタンの怪我で武尊の相手はスーパーレックに変更。 さらに懸念はロッタンの体重で、今年2回の計量オーバー、昨年1月にも大幅なオーバーを行っている。 武尊は会見後の囲みで、ロッタンの様子を見て「身体も締まっているし、顔も引き締まっている」と調子が良さそうと見る。 計量オーバーの懸念も「これだけ言われて、仕上げてくると思う」としながら「もし失敗してきても男と男の戦い。たとえオーバーしたとしてもやる。減点、グローブハンデもいらない」と、相手がオーバーしようと”対等”な条件でやると言う。 もちろん「だからといってオーバーされても困りますけど」と笑った。 武尊自身は、ONE独特のハイドレーション計量システムに「難しい、ストレスに感じることもある」としながらも「だいぶ慣れてきている」と、ONE参戦後2戦の経験が生きると言う。 一方のロッタンは、前回の計量失敗は0.5ポンド(約200g)だったが「自分の計量器とズレがあり、水を飲んでしまった」と計量器のわずかな誤差があったとする。 チャトリ代表も「ロッタンは栄養士を雇って、調整している。前回は水分量が僅かに上回っていた」と今回の調整には余念がないと語った。 武尊の格闘家人生をかけた大一番、怪我や計量オーバーなどトラブルなく両者リングに上がれることを祈るばかりだ。