料理家・栗原はるみがずっと作り続けたい「定番のお菓子レシピ」
塩クッキー
バターが香るザクザクとした食感の生地に、塩のアクセントがきいた甘じょっぱいクッキー。食べるのも作るのも好きで、友達や孫にも瓶に詰めてプレゼント。 これも10年前から何度も試作を重ねて、極めたいと思いながら作り続けているクッキーです。こだわった味が皆さんに伝わったらうれしいです。 ●材料(直径3.5㎝の花型25~30枚分) バター(無塩)…100g グラニュー糖…80g 卵黄…1個分 薄力粉…180g ベーキングパウダー…小さじ¼ 粗塩…適量 ●準備 ・バターは薄切りにしてボウルに入れ、 室温でやわらかくしておく。 ・天パンにクッキングシートを敷く。 ●作り方 1 バターは泡立て器でよく練り、グラニュー糖を加えて白っぽくなるまでよくすり混ぜる。 2 卵黄は溶いて½ 個分を1に加え、さらに混ぜる。 3 2に薄力粉とベーキングパウダーを合わせてふるい入れ、ゴムべらでさっくりと切るように混ぜる。ラップまたはクッキングシートに取り出し、その上にラップをかけてめん棒で1㎝厚さにのばす。冷蔵庫に入れ、1時間以上ねかせる。 4 オーブンは220℃に予熱する。 5 ラップを外して型で抜き、天パンに間隔をあけて並べる。残った生地もまとめてのばし、同様にする。表面に残りの卵黄をはけで塗り、粗塩をひとつまみずつふる。 6 220℃のオーブンで3~5分焼き、180~200℃に温度を下げ、さらに5~10分焼く。焼き色がついても生地がやわらかい場合は、さらに130~140℃に温度を下げて3~5分焼く。焼き上がったら網にのせて冷ます。
塩とクッキー生地の味のバランスを考えると、大きさは直径3~4㎝と小さめにし、そのぶん少し厚みを出すほうがおいしいです。
つやを出すため、卵黄をていねいにぽってり塗ります。
塩をしっかりちらしてオーブンへ。型抜きから焼くまでに時間がかかると生地がだれてしまうので手早く。 好評発売中の雑誌『栗原はるみ』7号には、ほかにも栗原さんの人生に寄り添うお菓子のベストレシピが掲載されています。 いつもより時間のある休日、お菓子作りをしてみるのはいかがですか? 構成/『栗原はるみ』編集部