子どもが「フィギュアスケート」を習いたいと言っています。費用はどのくらいかかるのでしょうか?
トップスケーターに憧れて、フィギュアスケートを「習ってみたい」という子どもも多いでしょう。しかし、フィギュアスケートはお金がかかるというイメージがあり、快く「いいよ!」と言ってあげられない、という家庭もまた多いのではないでしょうか。 そこで本記事では、フィギュアスケートを習う場合に、どのような費用がどのくらいかかるのかを、さまざまな教室やクラブなどの情報をもとにまとめました。ぜひ参考にして、フィギュアスケートの実際の費用感をイメージしてみてください。
スポーツ系の習い事の費用の平均額と傾向
まずは、スポーツ系の習い事全般にかかる費用の平均額を見てみましょう。文部科学省「令和3年度子供の学習費調査」の結果によると、学校外活動費のうちスポーツ・レクリエーション活動の学年別の平均費用は、それぞれ図表1のとおりです。 【図表1】
文部科学省「令和3年度子供の学習費調査」より筆者作成 スポーツ・レクリエーション活動にかける費用のピークは、公立学校、私立学校のいずれも小学校のときです。学年別の平均額を見ると、公立学校では小学3年生の月額約6万3000円、私立学校では小学2年生の約10万6000円が最も高くなっています。
フィギュアスケートを習うにはどのような費用がかかる?
フィギュアスケートを習うのに必要な費用として、一般的には次のようなものが挙げられます。 ・スケート教室の月謝 ・スケート靴の購入費用 ・衣装代 ・送迎費用 どのような教室に通うかにもよりますが、初心者や習い事としてのスケート教室の月謝は月4回で5000~1万円程度、個人レッスンを受けたい場合のレッスン費は30分2500~5000円程度と見積もっておくとよいでしょう。 スケート靴の購入費用は、靴の種類やグレードによって、2万円台から10万円以上するほどのものまでさまざまです。衣装代は手作りで済ませるなら3~4万円程度で済みますが、プロに注文するともっと高額になると考えられます。 道具の購入代金などをトータルすれば一時的には10~15万円以上の出費になる可能性がありますが、ユニホームや道具が必要なのはどのスポーツにもいえることです。軽い趣味や習い事程度であれば、野球など道具が必要なほかのスポーツ系の習い事と比べて、著しく費用がかかるとまではいえないでしょう。