マダニ対策としてアウトドアで話題の虫除け…今、増えているトコジラミにも役立つ!? 虫対策を製薬会社に聞いた
「マダニに咬まれてしまった…発熱しないことを祈るしかない」 「虫に刺されたあと高熱を出してダウン。周囲の『もしかしてマダニでは?すぐ病院へ!』というアドバイスから受診すると、やはりマダニが原因だった。本当にマダニに刺されて発熱するのね……」 【写真】吸血後のマダニ 「マダニに噛まれました!キャンプから帰って右大腿部にイボのようなものを発見!イボだと思って放置していた。今朝になって無くなってた。その時初めて『マダニだ!』と気づき寝床付近を検索、いました。野営でなくキャンプ場でもいます。病院行ったら、2・3週間は発熱等に要注意とのこと!!」 海に山へとアウトドアレジャーが楽しい季節が到来ですが、最近SNSではこのような投稿を見かけるようになりました。ここ近年、ニュースやSNSへの投稿で、その存在が話題となったマダニ。野山はもちろん、キャンプ、草むしりなどでも刺されることがあるそう。刺されると「日本紅斑熱」や「ライム病」、「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」などの感染症にかかる危険性もあり、注意しなくてはなりません。 そして、最近注目されたSNSへの投稿。 「マダニ対策で山に行くときは必携だった高ディートの虫よけが、トコジラミ対策で大都会のど真ん中で使われてる!」 話題のマダニ対策に有効と言われている虫よけ剤が、なんと世界的に発生し、恐れられているトコジラミの対策にも効果があるといいます。こちらは刺されれば強烈なかゆみに襲われ、自宅に持ち帰れば業者に駆除してもらう必要があるほど厄介な害虫。昨年(2023年)から何度も注意喚起されています。 虫よけ剤が本当にトコジラミにも効果があるのか? 使用方法はもちろん、気になる虫さされ対策についてアース製薬のご担当者にお話を伺いました。
有効成分ディートが高濃度配合
ーー先日、X(旧Twitter)上で『医薬品 サラテクトミスト リッチリッチ30』が、マダニはもちろんトコジラミ対策としても使えると話題となりましたが、本当でしょうか? 「はい、本当です。ただし、サラテクトシリーズの医薬品か防除用医薬部外品である製品(肌用)は、どれもトコジラミを忌避します。 『医薬品 サラテクトミスト リッチリッチ30』は、有効成分のディートを最高濃度30%配合(※1)。蚊、ブユ(ブヨ)といったどこにでもいる虫はもちろん、ご指摘のマダニやトコジラミ以外にも、アブ、ノミ、イエダニ、サシバエを忌避するだけではなく、ツツガムシの対策もできます」 (※1)2018年11月時点、発売中の『サラテクト』シリーズで比較