マダニ対策としてアウトドアで話題の虫除け…今、増えているトコジラミにも役立つ!? 虫対策を製薬会社に聞いた
虫よけ剤は塗り方がポイント。塗りムラは要注意!
ーーこれだけ忌避効果が高いと、子どもに使って良いか少し心配になります。実際カナダではディート成分が入った虫よけの子どもへの使用について、厳しい規制が設けられていると聞きましたが、どうでしょうか? 「日本では、防除用医薬部外品のサラテクトであれば、お子さまは、生後6カ月以上からお使いいただけます。⾍よけ剤を使⽤する際は塗り⽅がポイントです。虫よけ剤を塗布した後に、肌に塗りムラができないようにしっかりと塗り広げてください。塗りムラがあると刺されてしまいますので、塗り方はとても重要です。また虫よけ剤は、スプレータイプ以外ではティッシュタイプやジェルタイプなど、お客様の使用用途に合わせてご準備しております。 防除用医薬部外品の『サラテクト』シリーズ ・12歳以上:使用回数制限なし(適宜使用すること) ・2歳以上12歳未満:1日1~3回 ・生後6カ月以上2歳未満:1日1回 ・生後6カ月未満:使用しないこと 『医薬品 サラテクトミスト リッチリッチ30』 ・12歳以上:1回の使用で概ね5~8時間持続 (経過時間や発汗の状況に合わせて適宜、再度使用すること) ・12歳未満:使用しないこと (本品はディート濃度が高いため、ディート濃度12%以下の製品を使用すること) ーー虫よけ剤は塗り方が重要なのですね。その他にもおすすめはありますか? 「屋外のマダニを駆除したい場合は、エアゾールタイプの『ヤブ蚊マダニジェット 屋外用』(防除用医薬部外品)を、マダニが潜んでいそうな場所(草むら、庭木周り、地面等)に約1mの距離から1mあたり約1秒噴射してください。また、見かけたマダニに対しては約1秒直接噴射します。 家の中でトコジラミを駆除したい場合は、『ゼロノナイトG ゴキブリ・トコジラミ用』がおすすめです。トコジラミは近年、ほとんどがピレスロイド系の駆除成分に耐性を持っており、駆除が難しいため、新規有効成分テネベナール(一般名:ブロフラニリド)を配合したこの製品をお使いください。1回の処理で、部屋中のトコジラミやゴキブリをまるごと駆除するだけでなく、光や熱に強く、長期間効果が持続(※2)します」 (※2)使用環境により異なります 屋外レジャーが楽しい季節ですが、思い切り楽しむために虫よけ対策も忘れずに。「ちょっと虫に刺されただけ」だとしても、少し異変を感じたらすぐに医療機関で受診を。最近の虫は進化していて、薬剤に耐性があるものもいるらしいので、私たちも情報をアップデートして対策するのが良さそうです。 (まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・東寺 月子)
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