【速報】県職員の反応は… 「民意が反映されたので、それ以上のことを職員がどうこう言う話ではないんじゃないか」 斎藤前知事が再選した兵庫県知事選
きのう17日に投開票された兵庫県知事選は、失職して出直し選に臨んだ斎藤元彦さんが、SNSを駆使して支持を広げ、再選を果たしました。 (斎藤元彦氏) 「応援してくれる方が、SNSを通じて広がるんだという、SNSのプラスの面を感じたところです」 斎藤さんは自らのパワハラ疑惑などが内部告発された問題で、県議会から不信任決議を可決されて失職。再び知事選に出馬し、圧勝しました。 選挙結果を受けて兵庫県の職員からはさまざまな声があがりました。 (県職員) 「民意が反映されたので、それ以上のことを職員がどうこう言う話ではないんじゃないか」 「結果はちゃんと受け止めて、きちっと新しい知事のもとで仕事をしていく」 斎藤さんの任期は新たに2028年までの4年間です。
■今後の課題は「不信任を突きつけた議会との向き合い方」
斎藤前知事再選の要因について、県知事選を取材してきたABCテレビの水野里香記者は「斎藤前知事の選挙戦を支えたのはボランティアの存在」と話します。 (水野記者) 「斎藤前知事は10月初旬、失職した次の日からほぼ毎日県内の駅に立っていました。この時のボランティアは知人らたった4人です。先月31日の告示日は、中高の同級生ら40人が集まり、このうち4,5人がSNS係を担い、選挙戦の17日間で街頭演説の様子を撮影、編集、投稿し、発信を続けていました。最終的にXのフォロワー数も20万人にまで膨れ上がりました。ボランティアの支えなくして勝利はつかめなかったと思います」 また斎藤前知事の今後の課題については「全会一致で不信任を突き付けられた県議会との向き合い方」と指摘します。 (水野記者) 「来月3日から県議会が始まり、来年度予算が編成されることになります。議会との関係がこじれて実施された県知事選挙ですので逆転勝利をつかんだ斎藤前知事と議会との間でどう県政がすすんでいくのかが注目されます。また、斎藤前知事の告発文書をめぐる問題の真相は解明されていません。知事選が終わった18日午後に百条委員会が開かれ、11月末の委員会で斎藤前知事を証人として呼ぶかどうかがが話し合われる予定です」