レイヤー2、イーサリアムの全面見直しを歓迎──レイヤー2不要論を否定
ロールアップの改良?
Polygonの共同創設者、ブレンダン・ファーマー(Brendan Farmer)氏も、Beam Chainがレイヤー2を時代遅れにするとは考えていないと米CoinDeskに語った。そうではなく、Beam Chainによって、「ロールアップはより機能するようになる」。 「ブロックタイムの短縮、より迅速なファイナリティ、コンセンサスレイヤー上で何が起きているかについてのZK検証可能性など、L2のユーザビリティ、異なるエコシステム間でのL2の相互運用性にとって、本当にポジティブな影響をもたらすと考えている」 イーサリアム上でのより迅速なファイナリティは、特にレイヤー2の相互運用性を実現するために有用であり、L2にとって広く共有された目標だ。 「イーサリアムの大きな問題は、ブロックがファイナライズされるまでに通常12~19分かかること」とファーマー氏。 「例えば、アービトラム(Arbitrum)とポリゴン(Polygon)の間で資金を移動させる場合、つまり資金をアービトラムから引き出し、ポリゴンに入金するまでの間、ポリゴンはL1上でトランザクションがファイナライズされるまで、その資金の安全にユーザーのアカウントに反映することはできない。そのため、ユーザーエクスペリエンスは悪化する。だが12秒でファイナライズされれば、より優れたユーザーエクスペリエンスとなる」 マター・ラボのグルチョウスキ氏は、Beam Chainはスケーリング手法としてのゼロ知識証明の正当性を証明するものだと述べた。 「ZKを使用することは、ZKが最終手段であるという事実がまさに強調する」 |翻訳・編集:CoinDesk JAPAN編集部|画像:イーサリアムは複数のレイヤーで構成されている (Annie Spratt/Unsplash)|原文:Ethereum Layer-2 Teams Welcome Proposal to Overhaul Blockchain
CoinDesk Japan 編集部