ユニクロの最新コラボ「過去最高の出来」間違いなく格安すぎる5つのアイテム
―[メンズファッションバイヤーMB]― メンズファッションバイヤー&ブロガーのMBです。洋服の買いつけの傍ら、「男のおしゃれ」についても執筆しています。連載第498回をよろしくお願いします。 ⇒【写真】着用例。「1万2900円は安すぎる」と筆者が断言するオーバーサイズステンカラーコート
ユニクロU新作、全型チェックしてわかったマストバイ
いよいよ今週末から発売されますユニクロU2024秋冬。エルメスのディレクターを務めたクリストフ・ルメールがユニクロとタッグを組んで展開するシリーズ。 発売前にプレスルームで全型チェックしてきましたので……今回もマストバイ5つピックして紹介していきます。
定番のロングコートは過去最高の仕上がり
・オーバーサイズステンカラーコート 1万2900円 ユニクロU定番のロングコート。毎度人気のこちらですが……今回はシルエット・素材・デザインともに段違いでおすすめです。 一番の違いは「ONOFF兼用」をやめたこと。 今までのユニクロUのコートは、ONでもOFFでも使えるように中途半端な着丈が多かった。ON用コートの着丈はジャケットを隠すくらいの膝上丈が理想、それ以上長くなるとスーツスタイルにはいささかオーバーサイズすぎるルーズな印象が出てしまうのです。 他方、OFFシーンのトレンドは思い切り着丈が長いマキシ丈。膝に届くくらいの着丈も好まれるほど長めがここ数年の気分です。
一枚で簡単にサマになるアイテム
今までのユニクロUではONでもOFFでも使えるようにと着丈を調整していたように思えますが、だからこそONとしてもOFFとしても中途半端な出来になっていました。 今回は舵をOFFに切り、着丈はすっぽり長く、また裾に向けてたっぷりと生地をとったボリューミーなものにしています。コットンナイロンのヴィンテージ風素材と相まってこれがめちゃくちゃかっこいい! ヨーロッパなどのファッションスナップで見かけるような、コートをバサッと雑に羽織った雰囲気が簡単につくれる。一枚でサマになるアイテムになりました。 ON用としては少しルーズでヴィンテージのような風合いが気になるので不向き。今回はOFFに的を絞ることで完成度を上げてきたイメージです。 また、雨天時に使うフードも凝っていて……通常フードは襟の中などに収納させることが多いですが、こちらは裏地に収納できる特殊な作り。パッと見にはフードがあるように見えませんが、実は裏地から出てくる優れもの。これで1万2900円は格安すぎます。