「手取り20万円」ですが「100万円」の婚約指輪を購入するか悩んでいます。一生に一度の買い物ですし、多少無理をしてでも買うべきでしょうか…?
婚約指輪といえば「一生に一度の買い物」と、奮発して購入したくなるもの。これから一生添い遂げる相手に対し、誠意の見せどころだと考えている人もいるかもしれません。 しかし、例えば手取り20万円の人が100万円の婚約指輪を購入するのは、現実的でしょうか? そこで今回は、20代30代の平均年収や婚約指輪の平均的な予算などについてご紹介します。 ▼子ども名義の口座に「月3万円」ずつ入金してるけど、将来口座を渡すときに「贈与税」はかかるの? 非課税にすることは可能?
婚約指輪の予算は給料の3ヶ月分?
婚約指輪の予算は、給料の3ヶ月分と耳にしたことのある方もいるかもしれません。しかし実際は、それほどお金をかける人は少なくなっているようです。 また、結婚を予定している全体の4割ほどは「婚約指輪を購入しない」というデータもあります。 購入しない理由は、予算的な問題だけでなく、必要性を感じない、使うチャンスが少ないなど、実用性の問題もあるようです。中には、婚約指輪の代わりに時計やネックレスなど日常使いできるものを購入するケースもあります。 結婚は「結婚して終わり」ではなく、これから先も長く生活を続けていく必要があることから、そちらにより多くのお金をかけたいと現実的に考える人もいるでしょう。 ■婚約指輪の平均予算 とあるアンケートによると、婚約指輪の平均購入金額はおよそ36万円です。 100万円を超える婚約指輪を購入した人は全体の5%にも満たない数字で、半数以上は20万円~40万円の間で購入しています。手取り20万円の人であれば、手取り額の1ヶ月~2ヶ月ほどとなる計算です。 結婚となると、今後の生活はもちろんですが、結婚式や新婚旅行など、短期間のうちにさまざまな費用がかかります。そのようなこともあってか近年は、無理をしてまで高額な商品ではなく、無理のない範囲で購入している人が多いようです。 ■20代・30代の平均収入 では婚約指輪を購入している人は、手取り年収の何%を予算としているのでしょうか?厚生労働省の「令和5年(2023)人口動態統計」によると、男性の平均初婚年齢は31.1歳、女性は29.7歳です。 そこでまずは、結婚する人の多い20代~30代の男性の平均年収を確認してみましょう。表1は、国税庁の「令和5年分民間給与実態統計調査」を基に、男性の平均年収を表したものです。 表1