「手取り20万円」ですが「100万円」の婚約指輪を購入するか悩んでいます。一生に一度の買い物ですし、多少無理をしてでも買うべきでしょうか…?
※国税庁「令和5年分民間給与実態統計調査」を基に筆者作成 20代後半から30代前半にかけての年収は400万円台となっています。手取り額は額面の75%~85%と言われており、計算すると20代後半がおよそ322万円~365万円、30代前半が369万円~418万円です。 「令和5年分民間給与実態統計調査」によると、男性のボーナスは、年収の19.4%です。そこからひと月当たりの手取り額を計算すると、20代後半が23万円~26万円、30代前半が26万円~29万円となります。 このことから、婚約指輪の購入額は手取りの1.2ヶ月~1.6ヶ月ほどであることが分かります。
現実的な予算で満足できる指輪を選ぶ方法
婚約指輪は給料の3ヶ月分と言われたのも昔の話であることが分かりました。では婚約指輪を購入した人は、手取りの1.2ヶ月~1.6ヶ月の予算で、どのように満足のいく指輪を選んでいるのでしょうか? 方法として、次の3つが考えられます。 ・セレクトショップや宝石店で購入する ・セミオーダーを検討する ・将来のアップグレードを計画する ブランドにこだわりがなければ、製造や販売を一括で行っているセレクトショップや宝石店で購入すると、相場よりも安く購入できることがあります。 また、フルオーダーよりも、もともとのデザインに好みのアレンジを加えられるセミオーダーのほうが、費用をおさえられます。将来的にストーンのサイズアップやサイドストーンを追加するなど、アップグレードを計画しても二人で楽しめそうです。
婚約指輪の予算は約36万円!将来のことも考えて無理な買い物は避けた方が無難
婚約指輪の予算は、およそ36万円と言われています。30歳前後の男性の手取り額の1.2ヶ月~1.6ヶ月分です。もしも手取りが20万円だとすると、1.2ヶ月~1.6ヶ月分は、24万円~32万円ほどとなります。 中には婚約指輪の値段を重視して、100万円の指輪が欲しいと言う女性もいるかもしれません。しかし、値段よりもデザインが本人に似合っていることや、好みのデザインであることなどを重視する女性もいます。 無理な予算を組むのは、将来のことを考慮してもあまりおすすめできません。適正な予算を考慮し、予算内でも素敵な指輪を選べるようにしましょう。 出典 厚生労働省 令和5年(2023)人口動態統計月報年計(概数)の概況結果の概要(5)婚姻件数は減少(3ページ) 国税庁 令和5年分民間給与実態統計調査Ⅱ1年を通じて勤務した給与所得者(17・20ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部