ギリシャ・ミハイル王子の葬儀に「王家」ファミリーが参列
ギリシャ国王ゲオルギオス1世の孫で、イギリスの故エリザベス女王の夫フィリップ殿下のいとこでもあるミハイル王子の葬儀が、アテネの聖テオドール教会で行われました。 【写真】各国ロイヤルが集結、ギリシャ最後の国王を追悼 王子の妻マリナ・カレラさんと娘のアレクサンドラ王女、オルガ王女のほか、1974年に君主制が廃止されたギリシャの「ロイヤルファミリー」だった国王コンスタンティノス2世(故人)の妻アンナ=マリア王妃と長男のパウロス元王太子、その妻マリー・シャンタル王太子妃などが出席し、85歳で亡くなったミハイル王子の死を悼みました。
葬儀はアテネの聖テオドール教会で行われ、ミハイル王子の棺はその後、2023年1月に亡くなった最後の国王コンスタンティノス2世と同じように、タトイ宮殿の王室墓地に埋葬されました。 ミハイル王子はその年に出版した『Prince Michael of Greece: Crown, Art, and Fantasy: A Life in Pictures』のなかで、ロイヤルファミリーについて次のように述べています。 「私であること、王子であること、それは何なのでしょう?それは、すべての人たちとまったく同じであることですが、同じとみなされないことです」 「私は過去に敬意をもっています。あらゆる場所にある教会に、聖人の遺物があります。それらの遺物はたいてい、ある聖人の骨や皮膚の一片で、嫌悪感をもたらすものです」 「私たちは嫌悪感を与えるものではありませんが、素晴らしい過去の退屈な、目立つこともない遺物です」
そのほか王子は、『タウン&カントリー』誌のインタビューに答え、人々がロイヤルたちに魅了される理由について語っています。 「実際のところ、王族は人々が想像ほど華やかなものではありません」「誰もが夢を見たいのです。おとぎ話を想像して、日常生活から逃避したいのです。良くも悪くも、ロイヤルファミリーはそれを提供しました。いけないことではないでしょう?うまくいって、人々を幸せにすることができるのなら。いいのではないですか?」 ただ、そう語る一方で王子は、やはり人々は、「ロイヤルたちの現実をほとんど見ていない」と、正直な気持ちを明かしていました。
From TOWN&COUNTRY