「相手の毛穴や汗が気になって…」令和の婚活事情で清潔感とルックス偏重が激しい訳【話題の結婚相談所が明かす】
経済力や人間的な部分は大事なれど…、令和の婚活事情は「顔面から肌や指先まで」が問われる時代になったようです。話題の結婚相談所が明かす「結婚できる人」「できない人」の差とは?(全2回中の2回) 【写真】テレビで話題の「結婚相談所社長」ピンクのスカート姿の植草美幸さん ほか(全6枚)
■祖父母の代までわかれば「その人」が見えてくる ── 業界平均成婚率15%といわれるなか、植草さんが代表を務める結婚相談所・マリーミーは80%という脅威の数字を打ち出しています。その秘けつは何なのでしょう? 植草さん:パターンを作れている、ということでしょうか。これまで1200組以上のカップルをご成婚させた実績があるので、そうなると、だいたいパターンがわかってきますよね。新しい方がいらしたら、この人に合うのはあの会員さんで、お見合いして、交際に発展して、このくらいのタイミングで成婚になる、という流れが見えてくる。そのために大切なのが、最初にいらしたときにしっかり聞き込みをするということ。ご本人の生まれ育ち、持病、宗教、それからお父様、お母様の学歴、職業、年収、どんな地域で育ってこられたか、さらにおじいさま、おばあさまがどんな方なのかということまで、徹底的にお聞きします。
たとえば、おじいさまが昭和初期生まれで大学院を出ていると言ったら、もうすごいわけですよ。当時、大学院に進学した人なんてそうそういないわけですから。会員さんの3代前までを聞けば家柄がわかってくる。価値観や暮らしぶりも見えてくるので、そこからマッチングしていけばいい。私たちは当たり前にしていることだけれど、その聞き込みがなかなか難しいんでしょうね。みなさん「目の前にいる会員さん」のことしか見ないので、背景をスルーしてしまうんです。
それが成婚率の大きな違い。だから、他社でアドバイザーをしていた人が転職してくると、もう震え上がりますね。朝礼で「今日は11時、13時、15時にご成婚の方がお越しになります」と言うと、「今日1日で3組成婚ですか?」と驚いてしまう。それまでいた会社は1年間に8組、せいぜい10組というレベルだったから。自分はキャリアがあると思って勢いよく転職してきたけれど、当社の1年目、2年目のアドバイザーのほうが仕事ができる。それで恥ずかしくなってしまうのでしょう、休憩時間にパソコンをパタっと閉じて帰っちゃった(辞めてしまう)人が、2人くらいいましたね。