〔米株式〕ダウ反発、139ドル高=トランプ次期政権の人事好感(20日)☆差替
【ニューヨーク時事】20日のニューヨーク株式相場は、トランプ次期米政権の人事が好感され、5営業日ぶりに反発した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比139.53ドル高の4万3408.47ドルで終了。一方、ハイテク株中心のナスダック総合指数は21.33ポイント安の1万8966.14で引けた。 トランプ氏は、公的医療保険を管轄するメディケア・メディケイド・サービス・センター(CMS)所長に、医師で元バラエティー番組司会者のメフメト・オズ氏を充てると発表。関連企業の業績が上向くとの期待から、米医療保険大手ユナイテッドヘルス・グループなどが買われた。 ウクライナ戦争激化への懸念は相場全体の重荷となった。米小売り大手ターゲットが20日発表した8~10月期決算は投資家の事前予想より悪い内容で、「衣類や家具などを販売している他の小売り企業も売られた」(日系証券)。 ダウ銘柄では、ユナイテッドヘルス・グループが4.1%高、アムジェンが2.8%高、IBMが2.1%高、ウォルト・ディズニーが1.6%高、シェブロンが1.1%高。一方、ホーム・デポが1.7%安、ビザが1.4%安、JPモルガン・チェースが1.0%安。