トランプ氏、盟友ヌネス氏とグレネル氏を政権要職に指名
[ワシントン 14日 ロイター] - トランプ次期米大統領は14日、自身の交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」のデビン・ヌネス最高経営責任者(CEO)を情報諮問委員会のトップに指名すると明らかにした。また、リチャード・グレネル元国家情報長官代行は北朝鮮などで「特別任務」を担うと述べた。 トランプ氏はトゥルース・ソーシャルで「リック(グレネル氏)はベネズエラや北朝鮮など、世界で最もホットな場所で働くだろう」とし、「常にアメリカ第一主義を貫くだろう」と投稿した。関係者は先週、グレネル氏がイラン特使に起用される可能性があると明らかにしていた。 元下院情報委員長のヌネス氏はトゥルース・ソーシャルのCEOを続けながら、米情報機関について評価・助言を行う大統領情報諮問委員会の委員長を務める。 トランプ氏は「デビン(ヌネス氏)は、下院情報委員会の前委員長としての経験と、ロシアに関するデマを暴いた重要な役割を生かし、米国情報機関の活動の有効性と妥当性について、独立した評価を私に提供してくれるだろう」と投稿した。ヌネス氏は下院情報委員長として、トランプ氏がヒラリー・クリントン氏を破った2016年の大統領選挙へのロシアの介入を捜査する中でFBIがトランプ氏に対して陰謀を企てたと主張した。 トランプ氏はまた、IBM役員のトロイ・エドガー氏を国土安全保障省の副長官に、実業家のビル・ホワイト氏とエドワード・ウォルシュ氏をベルギーとアイルランドの大使にそれぞれ指名すると明らかにした。