大阪・松井市長 新型コロナウイルスの影響受けた企業を「サポートしていきたい」定例会見全文(1)
万博の夢洲への交通アクセスについて
━━万博の夢洲への交通アクセスなんですけど、現在のところ、万博の協会側から市が求めていたピーク数のデータなどの連絡というのは来ているんでしょうか。 松井:まだ来ておりません。まあ協会もいろんな形でね、精緻な資料を作っているんでしょうけども、我々のところにそういう形で、どうしても橋がというようなそういう資料は来ていないということです。 ━━石毛博行事務総長が弊社のインタビューなんですけれども、夢洲への交通インフラ強化策を、国や府・市と早急にまとめたいとおっしゃっていまして、インタビューの中で、橋とトンネルのどちらかに通行上問題が起きた時に、代替ルートがないと困ると、橋を作らなくても渋滞とか避けられることは本当にできるのかというような、ちょっと懐疑的なことをおっしゃってたんですけれども、改めて協会のこういう意見について市長としてはどのようにお考えですか? 松井:可能性の話だと思います。夢洲が例えば孤立する可能性、今の舞洲からの橋一本ならね、咲州側への橋がいるんじゃないかそういう話になると思うけども、これは咲州からもトンネルと橋と、咲州から道路と鉄道が夢洲につながり、夢洲から今度は舞洲へも橋があるわけですから、海上ルートもあるわけです夢洲には。そういうことを考えれば、アクセスだけの話で橋が必要だということには当てはまらない。こう思ってます。 ━━それにしても市としては、協会からデータをちゃんと持ってきてからじゃないと、こちらからアクションを起こすことはないと? 松井:我々は現在の需要量を輸送事業者と一般の方の通行需要量ですね、それを参考にして、いかに現状の需要量を夢洲への交通需要を抑えることによって、万博の時の混雑は緩和できるという、そういう考え方に立っておりますし、それから、もう一ついうならば、オリンピックの場合はチケットは全部予約制で販売しています。今はもう十分そういうことができるわけで、ようは夢洲の万博開催の当日券をどれだけ販売するのかと。それ以前にすべてお客さんにとってもいい話だと思うんでね、予約販売できるということになれば。そういうチケットの販売方法も含めて混雑緩和というのはやれるんじゃないかなあという風な判断をしてます。