土砂崩れ現場の様子

　6月28日午後8時過ぎ、奈良県生駒市辻町の住宅の裏山の土砂が崩れ、建物の1階部分が土砂で埋まったということです。警察によりますと、住人は避難して無事だということです。また、周辺5軒の外壁にも土砂が接しているということです。こうした状況から生駒市は周辺の住民らを対象に避難指示を出しました。 【画像を見る】いつ・どこに雨が降るの？近畿や関東など雨のシミュレーション 　また、付近を走る近鉄けいはんな線にも土砂が流入していて、けいはんな線の長田～学研奈良登美ヶ丘の間で運転見合わせているということです。 　午後8時前、生駒市辻町で「裏の山が崩れている」と住民から消防に通報がありました。 　消防などによりますと、辻町にある住宅の裏山の土砂が崩れ、建物1階部分に土砂が流入したということです。当時、住宅には住人3人がいましたが、全員、避難して無事でした。

住民「こんなことは初めて」生駒市が住民らに避難指示を発令

土砂崩れ現場の様子

周辺の住宅5軒の外壁にも土砂が接しているということです。こうした状況から、午後9時55分に、奈良県生駒市は付近の住民12世帯41人に避難指示を発令したということです。付近に住んでいる男性は「今までこういうことがなく初めてです」などと驚いた様子で話していました。

付近の近鉄けいはんな線のトンネル付近の線路にも土砂流入　運転見合わせ

現場周辺の様子

　また、土砂は付近を走る近鉄けいはんな線の生駒～白庭台間にある「東生駒トンネル」付近の線路にも土砂が流入しているということです。 　この影響で、長田～学研奈良登美ヶ丘間の上下線で運転を見合わせていますが、近鉄によりますと、28日は終日運転見合わせすることが決定したということです。当時、現場付近を普通電車が走行していましたが、流入した土砂の直前で停止し、乗客200人にケガはありませんでした。

付近の奈良市で24時間で90ミリ超の雨

現場周辺では28日は1日中雨が降り続いていて、奈良市の24時間の降水量は91．5ミリを記録しました。