大阪・松井市長 新型コロナウイルスの影響受けた企業を「サポートしていきたい」定例会見全文(1)
大阪・松井市長 新型コロナウイルスの影響受けた企業を「サポートしていきたい」定例会見全文(1)
大阪市の松井一郎市長は今月6日に大阪市役所で定例会見を行った。会見では新型コロナウイルスの対策や、この件で影響を受けているで事業継続にダメージを受けている市内の小売業や宿泊業、中小企業などに対し「継続して経営できるようにサポートはしていきたい」と述べた。その会見の模様を全文で伝える(内容は2月6日午後現在時点のもの)。 【ノーカット】大阪・松井市長の定例会見(2020年2月6日)
新型コロナウイルス感染への対応の状況
松井市長:新型コロナウイルス感染への対応の状況です。感染が疑われている場合にどこの医療機関を受診すべきかわからないという市民の不安を軽減し、また患者の診療態勢などの整った医療機関に確実につなぐために、帰国者接触者相談センターを大阪市保健所に設置しました。設置初日の4日の相談件数は71件で、2日目の5日は85件の相談が寄せられました。感染が疑われる場合はただちに電話連絡をしてください。国内外で患者の報告がされているところですが、市民のみなさんには引き続きマスクの着用、咳エチケット、手洗いなど、通常の感染対策の徹底をしてください。また、国や大阪府、大阪市が発信する正確な情報に基づいて、落ち着いて行動いただくようにお願いをいたします。帰国者接触者相談センターで、医療機関につないだケースは、現在はありません。本市から新たな検体搬入例は現在ありません。陽性については、すでに報道されている市内1名のみ。この患者については、すでに回復をし退院をされております。
中之島美術館について
続いて、中之島美術館についてです。大阪の都市魅力を世界に発信をし、高い話題性と集客力を備えた中之島のまちづくりに貢献している施設として、令和三年度中に大阪中之島美術館を開館いたします。大阪市博物館機構が、美術館としては全国で初めてPFIコンセッション方式により事業者の公募を進め、この度、株式会社朝日ビルディング優先交渉権者として選定をいたしました。映画祭やコンペティッションなどの高い話題性が期待されるイベントや、上質なレストランやカフェなどの集客力向上につながるサービス施設の提案。また、光の饗宴をはじめとしたエリアプロモーションなど、民間ならではのノウハウが数多く盛り込まれた提案があり、発信力のある魅力的な美術館運営を期待をしています。多くの方にお越しいただける大阪の新しいシンボルとなる美術館を目指してまいります。 また現在、大阪中之島美術館の準備室長を務めている菅谷富夫氏を初代館長に決定をいたしました。菅谷氏は現代デザインや現代美術などの分野を専門とする活動や美術館の整備を統括してきた経歴があります。学芸員とともに、事業者と一体となって双方のノウハウを生かしながら、これまでの知見を発揮した魅力的な展覧会を開催するなど、中之島美術館をしっかりリードしていただきたいと思います。 大阪市博物館機構では、2月27日に菅谷館長が大阪中之島美術館のシンボルマークなどの発表をいたします。今後、令和三年度の開館を目指して準備を着実に進めてまいります。