大阪・松井市長 新型コロナウイルスの影響受けた企業を「サポートしていきたい」定例会見全文(1)
中之島美術館は利用者サービスに優れた施設目指す
◇質疑応答 ━━美術館にかんしてなんですが、今回、美術館・博物館としては全国初のコンセッション方式を導入したということですが、改めてこのコンセッション方式で運営する意義やねらいを教えてください 松井:この大阪中之島美術館は、新しい大阪のシンボルとなる美術館として高い集客力を持ち、また、レストランやカフェなど、利用者サービスに優れたお客様に喜ばれる施設になることを目指しています。サービス施設のエリアを広く持つなど、民間ならではのノウハウを生かせる施設であることから、コンセッション方式の採用をいたしました。料金収入も含めた経営全般を任せることにより、事業者のインセンティブが働いた、より質の高いサービスや集客につながる、効果的な情報発信を期待しています。
新型コロナウイルス・中小企業などへの相談窓口
━━新型コロナウイルスの対策についてですけれども、昨日吉村知事が会見で中国人観光客が大幅に減っているということで、市内の小売業であるとか宿泊業、中小企業に対して、独自の支援策を検討する可能性について言及されました。こういった対策については、府と市のほうで調整というのはされていますでしょうか。また、市として対応をなにか考えられていますでしょうか。 松井:まずは窓口として大阪産業局が相談窓口を設置するということになっており、府市一体で中小企業の経営支援をする組織なので、府と一緒になって、新型コロナウイルスで事業継続にダメージを受けている中小企業もあると思いますけど、そういう企業が継続して経営できるようにサポートはしていきたいと思っています。 ━━関連して、先日市長、囲み会見の中で長い目で見れば今年一年のインバウンドの見通しですけれども、いずれ回復して18年並みの数字はクリアできるだろうという見通しを示されていたと思うんですが、この見通しについては現段階でも変わりませんでしょうか。 松井:今まだ患者さん増えてますけどね、先ほども申し上げたように大阪では爆発的に増えてるということにはなっていないし、それから、海外のお客さん。中国からのお客さんは今のところ水際対策で、この大阪・関西にね旅行に来れない状況になってますけども、その他エリアのお客さんも増えてきておりますし、新型コロナの今回の状況が、これが抑えることができればね、SARSでも半年で終息できましたから、そういうSARSの事例をなぞるような形になればね、今年のこの1~2か月以降、春以降ね、まあ初夏以降、確実にインバウンドのお客さんは回復基調にのると、こう思っています。