[MOM4970]高川学園GK林田和也(1年)_ PK戦で「我慢」と「斜め前に」を忠実に守り、ビッグセーブ
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ] [12.16 MIZUNO CHAMPIONSHIP U-16 3位決定戦 山梨学院高 1-1(PK3-5)高川学園高 時之栖うさぎ島G] 【写真】「えげつない爆美女」「初めて見た」「美人にも程がある」元日本代表GKの妻がピッチ登場 高川学園高は、PK戦でGK林田和也(1年=高川学園中出身)がビッグセーブ。3位を勝ち取った。 PK戦はともに2人が成功して迎えた3人目、先攻の高川学園はMF玖村隼が決める。その直後、山梨学院高のキッカーと対峙したGK林田はベンチの河村直樹コーチの指示を忠実に守る。 「ベンチの方から河村先生がずっと『我慢』っていうことを言ってもらってたので、その通りに我慢して、しっかりボール蹴った後に斜め前跳んだら、止めることができました」。相手よりも先に動かずに我慢することと、斜めに跳ぶことを意識。右へ跳んでシュートを指先に当てると、ボールはポストを叩いて枠から外れた。 「止めた瞬間、もう嬉しくて。あとはもう決めてくれるって信じたんで。もう勝ったなと」。この後、林田の期待通りに4人目のMF望月啓太と5人目のCB中部真翔が成功。勝利が決まると、サブ組を含めた選手たちが林田の下へ駆け寄り、喜びを爆発させた。 山梨学院はセットプレーが得意。ロングスローを含めてゴール前にボールを放り込んできていたが、「ハイボールは得意だったんで、そこはもう思い切って、相手もデカかったんで出ようかなと思って」という林田が積極的に前へ出て処理していた。 また、林田は「もう小学生からずっと自分の得意っていうか、目立つポイントで。それはもうずっとサッカー続けて、いっぱいやってきて、出し続けてきました」という声が印象的。声をかけ続けることでDF陣の好守を引き出していた。 その林田は、今後へ向けて「身体をまず大きくして当たり負けしなかったり、あとはやっぱシュートストップのところで、シュートに対して絶対止めれるようにやっていきたいなと思います」と意気込んだ。 目標とするGKは高川学園が選手権3位に入った2021年時の守護神、GK徳若碧都(現京都産業大)だ。課題を改善しながら、「あの人が今、憧れです」という先輩GKの記録を超え、日本一になることを目指す。
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