夏デートに効く香水って?【水辺&ドライブ編】
── 汗=不潔とつい思いがちですが、そう聞くと確かにエロい(笑)。 MAHO もちろん汗の匂いといっても、汗をかいた感じを品よくまとめてくれる香りということですけどね。特にこちらは持続力があるので、時間がたった時の汗っぽさと上手く混じって、男らしさを残しつつ洗練された感じに仕上げてくれる。それで「香水なのかな、この人の体臭かな、塩の香りかな、なんだろう」と思わせるところに導いてくれるんです。 ── なるほど、深いですねぇ~。 MAHO “水”とともに過ごす時間をイメージしたセルジュ・ルタンスの「マタンルタンス」コレクションの中でも、これは通好みだと思います。たとえば日焼けした肌にちょっと胸毛がある感じとか、その胸毛やあご髭に少し白いものが混じっていたり、カサッと乾いた肌感だったりとなじむような、大人っぽさがある。 ── まさにLEON世代にぴったりですね。つけ方はどうしたらいいでしょう? MAHO 現地で水着に着替えるタイミングで、脇腹、ももの裏側、肩につけるのがいいと思います。両側ずつなので計6箇所ですけど、夏はすぐ蒸発して強くならないのでご安心を。
お泊まりドライブデート【1】 美術館→高原のホテルへ/アートなイチジクの練り香水なら至近距離でふんわり♡
── 次のお題は、高原へのドライブデートです。美術館に寄って、夜はホテルに宿泊するという設定でおすすめなのが、ディプティックの「フィロシコス」ということですが……。 MAHO ドライブデートなので、まず前提として香り立ちが柔らかいこと、強くならないというところを意識しました。車は香りが籠るので強すぎると酔ってしまいますから。 ── こちらはソリッドタイプの練り香水ですが、その点で何かメリットが? MAHO 練り香水は、アルコールベースの香水のように広がらないんです。揮発が遅いですし、揮発が勢いよくいかないので車内でも柔らかく香ってくれる。あと、ディプティックは美術学校出身者が創業したブランドなので、アートを語るデートにはぴったりかなと。 ── ケースもアーティスティックですよね、中央に絵が描かれていて。 MAHO 香りの世界観が表現されていて、「フィロシコス」はイチジクの香りなのでイチジクの木が描かれています。オブジェの感覚でホテルの部屋に置いても素敵だと思いますよ。 ── いいですね。で、肝心の香りはというと? MAHO イチジクの香りは、グリーン感とフルーツの芳醇さ、その効かせ具合がブランドごとに違ってそれが面白いところなのですが、こちらはそのバランスがフルーティに寄りすぎてないんです。グリーン感をキレイに出しつつ、確かにイチジクだねと感じさせてくれる。