「子どもたちには“外の居場所”が大事」沖縄移住の経験を持つパパイヤ鈴木が考える子育て環境
“外の居場所”が大事 子ども向けダンス教室をつくった理由
――パパイヤさんは、子どもたちが実際に集まってダンスを踊れる場所づくりにも尽力しているとうかがいました。 パパイヤ鈴木: スーパーのイオンさんで買い物をする間にお子さんを預けられる、ダンススタジオのカリキュラム制作に携わっています。僕のダンス教室は、うまくなるのが目的じゃないんです。ダンスをやることで私生活に明るい影響を受けてほしい。例えば、ダンスを始めたらよくご飯を食べるようになったとか、風邪をひかなくなったとか。学校で手をあげて発言するようになった、学校が好きになったとかね。ダンスで子どもたちを元気にしたいんです。 昔って、道路にベースを描いて野球やったりしてたじゃないですか。今は野球ができる公園も少ないし、遊べる場所があんまりないですよね。僕は学校が終わって家に帰ってきたら、すぐにランドセルを投げて外に遊びに行くような子どもだったので、外の居場所ってとても大事だと思います。 僕だけじゃなく、子どもの居場所をつくろうと努力されている方はたくさんいらっしゃると思います。こうした動きがいろんな地域で広がったり、つながっていったりするといいですよね。そこで何かお手伝いができたら、すごく嬉しいなと思います。 ----- パパイヤ鈴木 1966年生まれ、東京都出身。タレント・振付師。16~21歳までダンサーとして活動。1986年から振付、タップダンスのインストラクターを務める。1998年にパパイヤ鈴木とおやじダンサーズを結成。2023年結成25周年を迎え、同年夏には錦織一清氏と新ユニット Funky Diamond 18 を結成。CDリリース・LIVE TOURなど精力的に活動中。 テレビ出演のほか、振付師・タレント・俳優としても活動の幅を広げ、セイハダンスアカデミーが運営する、パパイヤ式キッズアカデミーのプロデュースにも携わる。 文:中村英里 (この動画記事は、TBSラジオ「荻上チキ・Session」とYahoo! JAPANが共同で制作しました)