メジャーに最新VR(仮想現実世界技術)を使った次世代強化が到来?!
同記事では、過去のメジャーのデータ利用やテクノロジーの歴史についても触れている。 「メジャーはこれまでプロスポーツのなかでもデータを利用することでは進んでいた。DiamondFXはメジャーの球団に、統計の利用をより進める機会を与えることができる。これまで、メジャーのデータの追跡と分析は実際のゲームからしかできなかったが、DiamondFXは、これらの制限を超えることができるものだ」と新しいテクノロジーによる野球のさらなる進化を期待している。 同サイト取材に対してTrinityVR社の共同創業者であるアハメド氏は、「VRを使えば、どのピッチャーとも100回、200回と対戦することが可能」とコメント。さらに同記事では「VRを使い200回の対戦することによって打者側のデータも蓄積される」としており、VRで打撃練習を重ねると、打者自身のスイングスピードや、スピード、球種、コースごとのヒット確率などのデータも蓄積され、最良のパフォーマンスをデータから導くことができることを示唆している。 もしVRが本格導入されれば、どのような使い方がされるのかについても推測。 「メジャーだけでなく、マイナーでも使うこともできる。マイナーの有望な選手にメジャーの投手を体験させることができるのだ」と述べた。 またプロの打撃練習だけでなく、ファンもこの製品を活用することができるため、野球の魅力が広がる可能性があるともいう。「球場に訪れたファンに好きな投手と対戦してもらうこともできる。こういった進化したデータベースによる製品は、ファンの国民的娯楽への忠誠心に再び活気を与えるものだろう」と、ファンサービスにも展開できる可能性についても触れた。 ただし、これらのVR技術がメジャーに正式に導入されるかどうかは未定で、これからのようだ。 前述の開発会社のアハメド氏は、「私たちの製品は野球界が欲しいものであり、必要なものだと思います。しかし、これらの商品が存在することが、まだ球界にはよく知られていない。チームや選手からフィードバックしてもらうことによって大きな違いが出てきます。やはり、実際に現場で使ってもらわねば前進できません」と語った。また「我々の製品は誰か他人のポジションに取って代わるものではありません。スカウト、コーチ、監督、選手の誰であっても、みなさんの良い決断を助けるためのものです」ともフォローした。