Bリーグ・アルバルク東京が小学校で「応援のあり方」特別授業 プロスポーツが提供する“無形の価値”
スポーツの応援から考える、いじめや人権。プロスポーツチームが、都内の小学校で道徳の授業を行った。 【画像】アルバルク東京が都内の小学校で行った特別授業の様子
「スポーツ×道徳」新発想で広がる社会貢献
体育館でチアリーダーと全力で踊る生徒たち。体育の授業と思いきや、道徳の授業だ。 一方、教室で生徒たちが見ているのは、応援を題材にした漫画教材。この制作に関わったのは、バスケットボールBリーグに所属するアルバルク東京だ。 アルバルク東京は、これまでにも子どもたちの成長や健康につながる社会活動を行っていて、今回初めてスポーツを通じて、子どもが安心して過ごせる社会にするための特別授業を行った。 この日、6年生が学んだのは「望ましい応援のあり方」で、どうすれば相手を傷つけずに、応援することができるかなどを、生徒一人一人が考えた。 先生: こうした問題が起こらないようにするためには、どうしたらいいか? 小学6年生: 一回言う前に、相手を傷つけないかを考えてから言えばいいと思う。なぜなら、思ったことをすぐに口に出してるので、一回止まって考えたら、悪い人はいなくなると思う。 相手を尊重し合う応援を学んだ後は、チアダンスを通して実際に応援する・応援される立場を体験。生徒たちは学んだことを早速生かして、相手のダンスを声援で盛り上げた。 小学6年生: 楽しかった。お互いのチームを応援しながら(試合を)楽しめたらいいな。 小学6年生: 僕は野球の応援によく行くので、そういう時に相手チームを傷つけないような応援をしたいと思います。 アルバルク東京は、この活動を通して、いじめや差別が少しでもなくなることを目指したいと言う。 アルバルクチアリーダー: 難しい問題でも、私たちはダンスというところで、身近に考えてもらえたらすごく嬉しいなと思っていて。皆さんとつながる一つのきっかけになれていることは、すごく嬉しいなと思います。 アルバルク東京 コミュニティ SRグループ・川村紘子さん: 道徳とスポーツって一見つながらないように思ってたんですが、やっぱり応援やスポーツも人の心が動く大きなコンテンツだと思うので、(今後も)私たちだけではなくて、地域の方やパートナーの方、ファンの方と一緒に地域の課題に取り組んでいきたいと思っています。 スポーツを通じて道徳を学ぶ、新たな社会貢献の形は今後も広がっていく。
【関連記事】
- 【解説】インフルエンザ「過去最強・最速の感染拡大」で発熱外来パンク…大人の感染が先行 医師「大流行する年のパターン」 “帰宅後すぐ入浴”で予防を【しってる?】
- 届いたクリスマスケーキが逆さま「残念」…販売した380個中、約100個に不備 西川貴教さんとコラボの特別ケーキ デコレーションも落下
- 急ブレーキで「飛び出してしまうところだった」 走行中の列車がクレーンに突っ込み乗客が閉じ込められる けが人はなし 中国・上海
- 下重暁子と秋吉久美子が語る母の死。死の恐怖に打ち克っていた母と死の恐怖におびえていた2人の母
- 【判決前に面会30分 全文】「無罪を信じる」妻殺害事件 元長野県議・丸山大輔被告「検察への怒りが強い」「DNAが一番の証拠」「犯人は早く出て来い」「子どもと食事したい」