「子どもオジサンになっていないか不安…」体重が15キロ増えたアラフォー男性がユニクロで変身した驚きの結果
■ひざ丈コートに合う「スニーカーの視点」 コートの流行は、今年から短めにシフトしていますが、主流はひざ丈程度のもの。ところが、この丈感でスニーカーを合わせたとき、途端に野暮ったくなるアラフォーが続出するのです。 コートでパンツが半分以上隠れてしまうため、「物理的に足が短く見えてしまう」ことが原因ですので、パンツとスニーカーのアッパーソール色を近づけます。今回は「スマートアンクルパンツ」の黒に合わせ、ワークマンの「アスレシューズマジック」を選びました。社会的距離といわれる1.2m~3.5mのパーソナルスペースから見たとき、足のつながりが出るよう意識したのです。
ドレス感あるひざ丈コートとスニーカーは、そもそも合わせ方の難易度が高いので、スエード調のサイドゴアブーツやチャッカブーツといったもので合わせる方が簡単。もしスニーカー合わせにしっくりきていないアラフォーさんは、この手のショートブーツ系も検討してみてください。 ■親族のお食事会で、まわりを安心させるコーデ ベージュ色コートとオフホワイトのセーターを試着いただいた時点で、「男性アナウンサーの休日っぽい」印象だと感じました。そのお話を伝えると、実は就職活動では、テレビ局のアナウンサー試験で最終面接まで行かれたということ。もし今とは異なる世界線で、霜田さんがアナウンサーとして活躍していたら「こんな服装だったのかもしれない」という目線でコーディネートを完成させました。
これまでの自分では絶対に選ばない服ということで、総額2万7380円で、すべて購入いただけました。このコーディネートにタイトルを付けるならば、「2秒で、まわりを安心させる」服というところでしょうか。ホテルのラウンジや親族のお食事会で、一児の父で責任感ある大人として認知されることでしょう。 大学在学中から大手事務所でのお笑い芸人経験もあり、「安定した道より、夢を追いかけてきた」という生きざまを感じさせてくれた霜田さん。アラフォーを目前に大人カジュアルを身につけることで、これからの人生がどう動いていくのか、目が離せません。
取材協力:霜田明寛 最新刊『夢物語は終わらない ~影と光の”ジャニーズ”論~』(文藝春秋社)
森井 良行 :ビジネスマンのためのスタイリスト