玉木代表「政治資金は使っておりません」103万円の壁など協議も政策の実現に影響は…
日テレNEWS NNN
年収「103万円の壁」の見直しなどをめぐり、与党と国民民主党の3党による政策協議がスタートしました。一方、不倫デートが報じられた玉木代表は「政治資金は使っていない」と12日も釈明に追われています。
12日午後、自民・公明両党と国民民主党の3党で初めての政策協議が行われ、電気・ガス料金の引き下げなど、新たな経済対策について政調会長同士が協議しました。 また、注目されているのが、「103万円の壁」の見直しです。衆院選で過半数を割った政府与党に対し、“肝いりの公約”をのませたい国民民主党。 自民党 小野寺政調会長 「私ども経済対策を含め、一致する方向を見いだしていく努力を続けていきたいと思っています」 与党側は壁の見直しには応じる方向で、今後、税金がかかるラインを、どこまで引き上げるか協議していく方針です。 そんな中、11日に報じられたのが玉木代表の“不倫デート”です。 国民民主党 玉木代表(東京・有楽町、11日) 「国民民主党代表の玉木雄一郎です。きょうは恥を忍んでここに来ました。みなさんに、まずは心からおわびを申し上げなければなりません。本当に申し訳ございませんでした」 聴衆 「ばかたれー!!」 「ふざけんな!!」 「がんばれー!!」 事実関係をおおむね認め、謝罪しましたが、12日の会見でも… ──週刊誌報道がなかったらどうしていた? (不倫を)続けていたんじゃないでしょうか? 国民民主党 玉木代表(12日午前) 「少なくとも週刊誌報道があった時と同じようなですね、対応ではなかったかもしれませんね。冷静さを欠いた反省すべき行動であったっていうことは、きのう申し上げた通りです」 11日に続き、釈明に追われた玉木代表。 ──政治資金を交際に使ったということはないでしょうか?
国民民主党 玉木代表 「政治資金を使ったかということですけれども、こういった宿泊には一切使っておりません」 政治資金の使用については、強く否定しました。衆院選での躍進から一転、“スキャンダル”により、「政策の実現」に、自ら水を差した形の玉木代表ですが… 国民民主党 玉木代表 「手取りを増やす経済政策、とりわけ基礎控除の引き上げによる103万円の引き上げ、税負担の軽減、これを実現することをもって、失われた期待になんとか回復に貢献をしていきたい」
こうした中、野党第一党の立憲民主党は、“政治とカネ”の問題で、自民党にプレッシャーをかけます。 立憲民主党 小川幹事長 「重要な、抜けているのは企業・団体献金。今回の腐敗金権政治の温床でもあり、しっかり廃止に向けて、我が党としては野党各党含めて呼びかけをして迫っていく」 政治改革をめぐり、“企業・団体献金の廃止”を改めて求めました。 衆院選で“少数与党”となった石破政権。政治改革の実現や103万円の壁の見直しに向け、野党との一致点を見いだすことはできるのでしょうか。