EXILE TETSUYAインタビュー 長く続ける秘訣は「ストーリーを強烈に大事にすること」
「僕自身、ホットサンドが好きなんです」
――コーヒーとホットサンドを試食させていただいたんですが、本当においしくて。メニュー開発にはどれぐらい携わられたんですか? AMAZING COFFEEの焙煎士 菊池さんが、商品開発や味のクオリティチェックはしますが、最初のアイデアや、味の変化、見栄えなどのプロデュースは全て携わっています。 ――今はホットサンドがメインで。 最初はホットサンドでスタートしよう、ということで、今後のメニュー展開はいろいろしていきたいなとは思っていますね。ただ、僕自身、本当にホットサンドが好きなんですよ。 ――そうなんですね! 家にもホットサンドメーカーがあるんですよ。ハムチーズサンドを毎朝作ったりしていたんです。 ワンハンドで何かほしいな、ということで何店舗かやっていますが、本格的にちゃんとしたプレートとしてイートインで出したいね、ということで。中目黒にあるLA・PANさんというパン屋さんにお願いしてホットサンド用に食パンも作っていただきました。 もちろん、僕も食べますが、LDH kitchenのいろいろな店舗のシェフさんたちも意見を出していただきました。だから、LDH kitchenみんなで作ったようなものですね。今まであまりフードを本格的にはやってきていないので、僕自身「おいしい」「まずい」の判断や、「こういうコンセプトでこういうものを作りたい」ということは言えますが、細かい食材はプロの方に任せています。 でも、アイスがのっていたり、鉄板で焼くスペシャルバージョンだったりとか……間違いなくおいしいです!
心地よく過ごすための「こだわり」は?
――TETSUYAさんご自身は、普段、コーヒーの飲み方でこだわられている点はあるんですか? 自分ではあまりアレンジドリンクは作らないですね。とにかくコーヒーの味を楽しんでいます。 仕事柄、いろいろな地域に行くので、そこにある地元のコーヒー屋さんで豆をとにかく買う。家でドリップして、余ったお豆はお店に持って来てみんなにも飲んでもらって共有する……ということをやっています。コーヒーに対しての熱は、始めたときからずっと変わっていないかもしれないですね。 ――ちなみに、おいしい淹れ方のコツはありますか? 技術が必要な淹れ方ももちろんありますが、今は器具が進化しているし、豆を挽いてお湯につければもうおいしくなるんですよね。それくらい簡単にできるものがたくさんある。あとは好みの豆を探すのがいいかもしれませんね。コーヒーらしい深煎りの豆なのか、もう少しフルーツや花を感じられるような浅煎りの豆なのか、という自分の好みを探すのはとても大事かな、と。 ――たしかに、種類と煎り方でもう何百種類とありますもんね。 だから、とにかく自分が好きなものを見つかれば、それが正解だし。 最近、まずいコーヒー屋さんってないじゃないですか。 ――言われてみるとそうですね。 コンビニのコーヒーもおいしいんですよね。あの値段であのクオリティーを出されたらもうお手上げです(笑)。でも、そんなにまずいものなんてないので、どこでもきっとおいしい豆は絶対に買えると思います。 クオリティーを担保しながら、ストーリーを感じるのが付加価値になって、なおかつイートインができると今までと変わった体験ができるかな、と思えるので、このお店もこれからがすごく楽しみですね。 ――AMAZING COFFEEも含め、日々お忙しいと思うんですけど、ご自宅では心地よく過ごすために何かやられていることはありますか? コーヒー以外でこだわられていることだとか。 そうだな……パジャマはこだわって着ていますね。 ――意外なものが! ジャージでは寝ないです。最初はシルクのパジャマを着てみましたが、やっぱり素晴らしくて。すごいな、と思って着ていましたが、世の中にはもっといいパジャマがあるんだなと気づいて、いくつか好きなパジャマがあります。 ――素材感が好きなものがある、とか? そうですね。伸びない生地とか嫌だな、とか。あと夏も絶対に長袖長ズボンです。冷えてだるくなるんですよね。かと言ってクーラーをつけっぱなしで寝る勇気はありません(笑)。 ――今は本当に命の危険になりますからね……。 睡眠を大切にされているんですね。 寝るのを楽しみにしながら働いているのかもしれないですね。全力を尽くさないと無理なんですよ。コーヒー屋もそうですけど、パフォーマンスも、EXPGもそうですね。疲れ切って帰って、やっと寝られる、という幸せな瞬間が大好きですね。 ――中途半端にやるのが気持ち悪くなられるんですね。 そうですね。だから、たまに早く帰れると不安になります。「あれっ、いいのかな」って。いいのか悪いのか分かりませんけど、スケジュールが埋まっているほうが好きかもしれないですね。