宇宙特化VCの英セラフィム、アクセラレータープログラム参加スタートアップ発表
宇宙分野に特化したベンチャーキャピタル英Seraphim Space Managerは現地時間5月15日、第13回アクセラレータープログラムに参加するスタートアップ企業を発表した。海外メディアのSpaceNewsが報じた。 今回選ばれたスタートアップ9社は推進技術やサイバーセキュリティ、宇宙状況認識、地理空間洞察などのビジネスを計画している。選ばれたのは以下の通り(うち1社はステルスモードのため、社名は非公開)。 AADYAH Aerospace(インド)=衛星や打ち上げのサブシステム開発 Arkisys(米)=軌道上ロボット技術 CarbonLaces(英)=エネルギーや気候の解析ソフウェア Four Resolutions(米)=地理空間キャリブレーションサービス Frontier Space(英)=モジュール式宇宙実験 SaferPlaces(イタリア)=洪水情報 Spaceflux(英)=宇宙交通管理(STM)システム 非公開(米)=衛星ネットワーク向けサイバーセキュリティ Viridian Space(米)=推進技術 Seraphim Spaceは米国部門のGeneration Spaceと共同で、年2回のアクセラレータープログラムを実施している。これまでに12回実施され、約95社のスタートアップが合計3億4500万ドル(約530億円)を調達した。 Seraphim Spaceによると、企業の約85%が12カ月以内に投資を受けており、そのうちの93%が平均400万ドル(約6億円)を調達しているという。今回選出された9社のうちの一部も、1億ドル(約150億円)のファンドに申請することができる。
塚本直樹