福岡のドラフト注目選手 ”大学No.1の強肩”キャッチャー 九共大・笹原愛斗
RKB毎日放送
24日に迫ったドラフト会議。大学No.1の強肩と言われるキャッチャーは、母への感謝を胸にプロを目指しています。 【写真で見る】大学No.1強肩キャッチャー 笹原愛斗選手 ■将来は「甲斐キャノン」超えも!?福岡の強肩キャッチャー 九州共立大学4年の笹原愛斗(まなと)選手。身長181センチの恵まれた体格で、高校時代は70キロほどしか無かった体重を88キロまで増やしました。 大学日本代表候補に選ばれたこともある笹原選手の最大の武器は、スローイング。2秒を切ると強肩と言われる中で、笹原選手はコンスタントに1.8秒台をマークします。 この秋のリーグ戦では、こちらもプロ注目で俊足が持ち味の九産大・浦田選手を余裕のアウトに仕留めました。 九共大・上原忠監督「彼の一番の強みは肩だと思うんですよね。非常に強肩であることと、特に今年に入って、強肩プラスコントロール、精度が非常に高くなった。スローイングに関しては大学球界でもトップだと思います」 キャッチャーを始めて今年で10年目、そのきっかけは、意外な形で訪れました。 九共大・笹原愛斗選手「小学校の頃に骨折して、一番動かないでいいポジションはどこかとなって、そこからずっとキャッチャーしています。一番楽しいポジションですし、1人だけ野球の時は見ているところが違うので、それは良いポジションだなと思いますね」 定評のあった強肩に加え、今年は打撃力もアップ。毎日10時間近くに及ぶ練習の成果もあり、4番として出場を続けた秋のリーグ戦では、打点王に輝きました。 ■人柄も魅力 チームでは主将を務める笹原選手。監督やチームメートは、その人柄に厚い信頼を置いています。 1年生・川畑陽介投手「自分はまだ大学野球入って間もないので、経験がない中で、試合前は結構緊張するので、試合前からブルペンで声かけてくれるので、とてもマウンドに行きやすいです」 上原忠監督「周りからの信頼、笹原がエラーしたら仕方ないよねとか、とにかく思った以上に練習をよくやる選手でした。普通は9時からやる練習を8時に出てきて、みんなより1時間も早くトレーニングをやって、終わったあとも居残りでバッティング練習、寮に戻って食事をして、また出てきて練習をするという、私も何十年いますけど、滅多に見ない選手ですよね」