畑の小屋で生まれた野良の子猫を保護 「あまりにもちっちゃかった」子猫の4年後の姿に、喜びを実感!
立派に成長した姿にグッとくる! 紹介するのは、X(旧Twitter)ユーザー@mugisankamikamiさんの愛猫・むぎくん(取材時4才)の成長ビフォーアフター。むぎくんは、飼い主さん家族が保護したコでした。こちらの写真は、むぎくんを保護して15日目頃に撮った一枚だそう。飼い主さんの隣にちょこんと座っている様子がなんとも可愛らしいです。 撮影当時はどのような状況だったのか、飼い主さんに話を聞きました。 【写真】4才になったむぎくん。まっすぐに見つめておやつの催促中!? 飼い主さん: 「我が家は農家を営んでいます。このときは箱詰め作業をしていたのですが、途中で寝転んで休憩していたところ、私の横にむぎさんがひょっこりと現れたんです。横に積まれている箱2つ分くらいしか身長がなく、『あまりにもちっちゃくて可愛いなぁ』と思って撮った写真です」 小さかったむぎくんは、現在はどのような様子なのでしょうか。
4才になったむぎくんがこちら
あれから月日は流れ、むぎくんは4才に。こちらは4才の誕生日のときに撮った写真だそうで、「テーブルの上に乗ってきて、おやつの催促をするかのような表情をおさめた一枚」だといいます。飼い主さん家族に保護されて、無事に4才の誕生日を迎えることができたむぎくん。飼い主さんは2枚の写真を比較して、どのようなことを思ったのでしょうか。 飼い主さん: 「子猫時代の写真の頃は、夜も3時間おきにミルクを飲ませたりごはんを食べさせたりして、オシッコも出させて朝の4時30分に畑に行くという、壮絶な生活を送っていました。おとなになったむぎさんの写真を見ていると、『その頃から比べたら手がかからなくなったなぁ』としみじみ思いました。立派に成長してくれて本当に嬉しいです」 むぎくんは現在も飼い主さんの家で健やかに成長しています。飼い主さん家族は、小さかったむぎくんとどのようにして出会ったのでしょうか。ここからは、むぎくんとの出会いのエピソードを紹介します。
むぎくんとの出会い
飼い主さん家族がむぎくんと出会ったのは、2020年5月のことでした。畑の小屋から猫の鳴き声がしたため、飼い主さんの父が様子を見に行ってみると、外で暮らす野良のサビ猫が子猫を5匹生んでいたといいます。残念ながらそのうちの1匹は間もなく亡くなってしまい、もう1匹はカラスに襲われてしまっていたそう。飼い主さん家族は「残りの3匹の子猫は絶対に助けたい」と思い、保護することを決意したそうです。 子猫の保護を進めると同時に、子猫の引き取り手も探していたという飼い主さん家族。2匹は簡単に保護することができ、それぞれ知人と母方の実家で暮らすことが決まったそう。しかし、最後の1匹の保護が難航。それから2週間かけても子猫を保護することができなかったそうですが、甥っ子と姪っ子が畑に遊びに来たときに、待望の瞬間が訪れたといいます。 飼い主さん: 「甥っ子と姪っ子に子猫の話はしていたので、冗談半分で『子猫を捕まえてくれる? 』と言ったところ、甥っ子が鳴き声のする物陰からあっと言う間に茶トラ猫ちゃんを捕まえてくれたんです。それが、むぎさんです。これには私も父もビックリしたことを覚えています」 「むぎさんを保護するまでに、本当にさまざまなことがありました」と話す飼い主さん。その間に家族全員むぎくんのことが大好きになって溺愛していたといい、そのまま飼い主さんの家で迎え入れることになったようです。