明治大、東京・中野キャンパス2学部を10年後に駿河台へ移転 都心回帰で学生確保狙う
明治大は16日、創立150周年記念事業で進める駿河台キャンパス総合施設整備計画の一環で、10年後をめどに中野キャンパス(東京都中野区)の国際日本、総合数理両学部を駿河台キャンパス(同千代田区)に移転すると発表した。東京の山手線内に位置する駿河台へキャンパス機能を集約するのは、都心回帰を進めることで、優秀な学生を確保する狙いもあるとみられる。 【高校別ランキング】明治大合格者数 駿河台キャンパスの猿楽町地区(旧付属明治中、高校跡地)にある多くの老朽化した校舎を中心に、施設の建て替えと改修を14年の期間をかけて実施する。駿河台、中野両キャンパスに配置されている教育棟や研究棟、課外活動の場所となるスチューデントセンターなどを新設する。学部移転後の中野キャンパスの活用方法は今後、検討される。 明治大は東京を中心とした4つの都心型キャンパスに、10学部、16研究科を擁し、3万人以上の学生が集まる総合大学。1881年(明治14年)に開学した明治法律学校をルーツとしており、現在までに57万人を超える卒業生を輩出している。