ランボルギーニがダイバーシティ活動でビデオ『The Touch』を公開! ボローニャ空港から始まった新たなるプロジェクトとは
ダイバーシティに関するビデオ「The Touch」を公開
アウトモビリ・ランボルギーニはヨーロッパの「ダイバーシティ月間」に合わせ、「The Touch: The Power of Emotion(感情の力)」という題名のビデオを公開しました。そして視覚障がいを持った人々もランボルギーニを感じられるよう、2024年6月からミュージアムでは予約制のガイド付きツアーも開始します。 【画像】ランボルギーニがダイバーシティ活動のビデオを公開!「ウラカン テクニカ」を堪能する視覚障がい者を見る(15枚)
視覚障がい者もミュージアムを楽しめる
今回公開されたビデオ『ザ・タッチ:感情の力』のテーマは「手に触れることで感情を表現し、目では見えないものを描写する」ことであった。感情を表現する方法がユニークであるように、それぞれの感情もユニークであることを示している。このビデオは、ヨーロッパのダイバーシティ月間に合わせ、ランボルギーニの新しいダイバーシティとインクルージョンの取り組みについて紹介している。 このビデオでは、視覚障がいを持った主人公たちが「ウラカン テクニカ」に触れたときの感覚を描写している。彼らの手に取り付けられたセンサーによって検知された感情の強さは、それぞれ異なる色で表現され、そしてランボルギーニに触れたときの喜びと驚きもビデオに収められている。 このストーリーは、ボローニャのグリエルモ・マルコーニ空港で実際にあった出来事に基づいたものである。視覚障がい者のためのマルチメディア・タッチセンターのディレクターであるルカ・グラッソ氏は、そこに展示されていたランボルギーニに触れる機会を拒否される出来事があった。このエピソードがきっかけとなり、ランボルギーニはイタリア視覚障がい者連合会のミラノ支部と連絡を取り、一緒にこのプロジェクトに取り組むことになった。 この活動は、ランボルギーニのインクルージョンを促進し、多くの人々がランボルギーニの歴史と製品に触れられるようにするというランボルギーニの取り組みの一環である。 2019年以降、ランボルギーニ・ミュージアムでは、耳の不自由な人々を対象に認定されたイタリア語の手話通訳者とともにミュージアムの見学を行う一連のイベントを開催している。 そして、2024年6月より、目の不自由な方もランボルギーニ・ミュージアムを訪れてランボルギーニの世界観を愉しむことができるようになる。来場者は予約制のガイド付きツアーに参加し、展示されているモデルに触れることで生まれる感覚を通してランボルギーニの世界を体験することができる。 AMWノミカタ ランボルギーニを体験するということは所有して運転するだけにとどまらない。障がいのある人たちにもその造形の素晴らしさや、音や肌触りを体感してもらうということはブランドとしても非常に重要な活動であると思う。ブランドの成功を地域や社会に還元し、共有するというランボルギーニの姿勢に非常に好感が持てる。世界最高峰のスーパーカーメーカーというだけあって、素晴らしいブランドだと思う。 ちなみに、ランボルギーニ本社のあるサンタアガタ・ボロネーゼに向かうには、ボローニャのグリエルモ・マルコーニ空港を利用する場合が多いが、空港の1階にはランボルギーニの最新モデルやヒストリックモデルが常に展示されているエリアがあり、ボローニャを訪れる人を迎えてくれる。次はどのランボルギーニが展示されているのかを楽しみにしている人も多いはずだ。
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